Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング852. 小説:小樽の翠761. リュウ君耳鼻咽頭科へ

2024年03月08日 | field work

 リュウ君が青森からやってきた。もちろん泌尿器科でインポの治療だ。そして午後「飯食いにえぐべよ」とメールがきた。ナンタルの小さなレストランに出かけた。
・・・
リュウ君「ずはんで、精力剤の処方済んだっきゃ、耳鼻科さ行ったんだ」
「睡眠時無呼吸症候群でもあるのかな?」
リュウ君「上さんがしゃべるばっては、そうらすい。先生が今度検査キット郵送するはんで、検査すてみでね。」
「寝ているときでないと検査出来ないからねぇー・・・」
リュウ君「んだのか。メーカーがら検査キットわ送るはんで、こぃで一晩検査すてけ。検査すたっきゃ検査キットメーカーさ送り返すて、だってさ。」
「そんなふうに検査するんだ。うまくできているね。」
リュウ君「そえでせんせ、有酸素運動すて、くぴたの筋肉鍛えねどいうんだ」
「有酸素運動は、吸って吐いてと呼吸のコントロールが必要だよね、それで首の筋肉を鍛えるのか。じゃ奥さんとジム通いだね。
リュウ君「そうするべがな。嫁もすたごどがねはんで、興味持づびょんな」
「そういう治療なら大歓迎だよね。」
リュウ君「実は、もっと大歓迎の治療も受げだんだ。」
「はあっ!?」
リュウ君「背骨曲がってらはんでリハビリ受げでけ、とせんせがしゃべるんだ。」
「整体師にかかれるんだ。」
リュウ君「そうなのよ。そえでリハビリの看護師さんが30代の主婦がなあ。腹式呼吸すろどいうんだ。そえでわの手看護師さんのお腹にづげで、こうするのだって教えでけるんだ。」
「合法的に、若い看護師さんの身体に触れるわけだ。」
リュウ君「まだ。あるんだ、次は肛門締めろ!、というわげさ。
「有酸素運動でも、よくいうよね。」
リュウ君「わがよぐわがねどいったっきゃ、看護師さんがわの手ひっぱって看護師さんの肛門にづげるのよ。そえで肛門の筋肉動がすてヒクヒクど締めるわげ。こうするんだ、わがったんだが?、だって。」
「ハア!、まあ人体だからねぇー・
リュウ君「若ぇ頃、上さんの尻揉んだ感触思いだすてさ・・・。わ幸せ感感ずで、勃起すかげだもん」
「耳鼻科でインポの治療でしたか・・・」
リュウ君「そえで看護師さんにくぴの筋肉鍛えるばってはどうすたっきゃよぇが尋ねだ。すたっきゃ『カラオケ』だってさ。」
「何々、いびきの治療で、エアロビクスをやれ!、看護師さんの肛門の筋肉を触らせてくれる。挙げ句の果てにカラオケをやれ!、というわけだ。なんか愉しい治療ばかりだねぇー(*^▽^*)
・・・
そんな愉しい話しを置き土産にしてリュウ君は列車で青森へ帰った。
寒波が来ているから八戸行きの船は欠航している。
それでも夜の8時ぐらいには青森へ着くだろう。
冬の小樽である。
コメント
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