Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

エッセイ696. フィリピンのクリスマス2.

2024年03月21日 | field work


 フィリピンでは、9月の下旬から、つまり三ヶ月前からクリスマスの飾り付けが商業施設で始まる。もちろん次第に公共施設や教会にも及び街全体がクリスマスの空気がただようようになる。貧しくても華やかに飾り付けないと元気が出ない人達だ。
 そんな調子だから、クリスマスパーティーは盛大だ。なにしろ親戚が一堂に会する。そんな写真をみていると、もう解らないぐらいの親戚達だ。シャワーを浴び新しいシャツに着替えてパーティーに集まる。そこでプレゼントの交換をする。もちろんプレゼントといっても多くはチョコレートだから、そのあたりは京都の地蔵盆の夜の宴会と同じか!?。
 そんなわけでクリスマスは、手料理をつくり沢山の人々が集まり賑やかなのが風習だ。日本のクリスマスを思い浮かべると、家族・・、といっても3〜4人でケーキとチキンなどを買ってきて子供達と祝う夕飯。それって私から見ているととっても寂しい風景だ。いいの?、こんな孤独家族の寂しいクリスマスで!?。それは親戚達のつきあいは煩わしいと核家族化の方向をひた走った結果なのだろう。そんな日本人は、寂しい時間の過ごし方を選択したんだ。根暗でやだねぇー・・。
 私は、そんな寂しいライフスタイルの日本から抜け出せてよかったと思う。ここには何かと手間のかかる人間達ばかりなのだ。
 
フィリピンのクリスマスパーティー。親戚達が一堂に会して食事やプレゼントの交換をする。

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