Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング845. 小説:小樽の翠754. 頭の中がみえなくて良かったよねぇー・・・

2024年03月01日 | field work
 
 そろそろ冬が終わって欲しい季節になってきた。翠は夜勤だから深夜のお茶タイムで志保さんがやってきた。
・・・
翠「超ご無沙汰!、あのマゾの写真集撮影のモデルはやってんの?」
志保「寒いからパスだよ。民家なんか携帯用の暖房器具の一つぐらいはいれてくれるけど、こっちは裸だもんね。」
翠「縄縛りの豪華写真集は売れてる?。」
志保「通信販売でダイレクトメールを送った読者しか買わないけれど、その筋では売れているよん。」
翠「その筋って?。」
志保「先ず、会社の社長さん、大学の先生、医者もいたな。もろその筋の人もいると思う。」
翠「人間って頭の中は好きもんだよねぇー。」
志保「それ言えてる!。だって頭の中はまわりの人からは見えないでしょう。だから好き放題に妄想できるもん。そんで思った。男の人って毎日妄想でいきているんだって。だって会社の社長さんなんか、女性の秘書ぐらいいるでしょう。そんな秘書の腰をみて、胯間を想像して、やっている姿を妄想して・・・、それで口では今度税理士との打合せなんだけど・・・、なんてシラッとやってるじゃん。」
翠「頭の中が見えなくて良かったねぇー・・・。」
志保「それで男の人はオキシトシンを分泌させて精子をチャージして夜に備えるんかなぁーー。」
翠「じゃあ仕事をしながら妄想するのも健康なんだな。」
志保「だって、そうしなきゃ子供作れないじゃん。」
翠「難しい顔して書類の文章を考えながら、妄想して筆が止まったりして。」
志保「そういうときは、絶対夜の妄想をしてるもんね。」
翠「撮影のスタップは妄想しないの?。」
志保「見慣れているから、淡々と仕事をかたづけるって感じ。そんななかで新しい照明さんなんかがやってくると、私胯間に視線をあ合わせちゃうもん。たってないかなぁー・・・って。私なんか胯間の膨らみに注視しちゃうもん。でも仕事で動き回っているから、なかなか勃起しないよねぇー。つまんない。メジカラで勃起させたろっておもいながら、モデルしてるんだけどね。」
翠「女っていつも視線が男の人の胯間に自然に向くもんね。みるとはなしに見ている。触るとはなしに触っている。性別の確認は看護師の仕事だからね。男の人をどうやって勃起させちゃうかなって、いつも考えているもんね。」
志保「もう男の人の胯間が膨らんでいると私ドキドキしちゃう!。女の妄想も男の人並にあるよね。」
翠「お互いに頭の中が見えなくてよかったよね。」
志保「(*^▽^*)」
・・・
今日はアチキがタイヘウヨウ側の仕事場から帰ってくる。暖冬だと言ってた。夜勤明けは休みだから、どんな料理をつくろうかな?。
その小樽は三日に一度ぐらい強烈な寒波がやってくる。
日本の表と裏の温度差が毎年大きくなっている。
真夜中のナースステーションである。
コメント
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