Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork834 京都祇園祭宵山の頃、まだ梅雨はあけない

2023年09月19日 | field work

 京都祇園祭宵山の前日である。宵山の前日なら鉾町も空いているだろうと思ったのは早計だった。宵山同様に人出が多かった。鉾にあがるのも会所にゆくのもすべて予約制になった。過去のように夕方浴衣姿で気ままに鉾に上がったり会所を訪れたりというわけにはゆかない。明日は宵山だから、道は一方通行になり、コロナ過あけで3年ぶりのフル開催だから大変人出が多いのだろう。前日に撮影しておいてよかった。
 終日アトリエに籠もりマックで仕事をしているから、毎日の2時間の散歩は生活の必需品といってよい。だが時々糖分が下がったり、お腹がすくことがある。途中のマクドナルドで、冷たくて糖分たっぷりのシェイクで回復する。元気をつけて鉾町へ出かけた。
 祇園祭は2014年頃から前祭と後祭に仕分けられた。昔はそうだったようで、昭和40年代の初め頃に交通渋滞を招くというので、一つに統合された経緯がある。それに近年道を埋め尽くしていた露店がすべてなくなってしまった。狭い路地をすり抜けながら露店を物色する混沌とした空間も面白かったのだが、人出の方が大きく増加し露店どころではなくなってきたようだ。
 宵山の魅力は、昼間の和装店などがバーゲンセールをしていることである。木製の下駄などを500円で調達した記憶がある。暑いから夕方前に鉾町を訪れるのが正解のように思われる。
 こりゃ山鉾巡航も見られないだろう。一応動画撮影する予定でロケハンをした。9時に一番鉾がしめ縄を切って出発するところは高瀬川のあたりから正面を300mmで撮ろう。同時に四条河原町で山鉾が辻回しをするところも撮れるだろう。そして地下鉄で御池へゆき、運が良ければ御池から正面の山鉾群を。それから新町通にでかけ逓信病院前の空地で鉾の側面を青空を入れてとればよいか・・・、といった具合にである。最近脚立禁止のようでもあり、ガードマンから立ち止まるな!、と実にうるさいから撮影も難しくなった。撮れないならゆかないで家で仕事をしているか、とする考え方も頭をよぎる。
 でかけるか、やめるか、毎年そんなふうに考えさせられるところが悩ましい。
 それにしても函谷鉾のペルシャ絨毯の文様はアラブ世界を表現し、神輿の頂部にある葉を加えた鳥は陸地を発見した時のノアの箱舟の物語を暗示し、祇園祭とイスラエルのシオン祭が同日に開催されるなど、イララエルや古代ヘブライとの類似性の指摘(注)もある。旧約聖書の世界と祇園祭が親密な関係があるとする説が面白い。

Fieldwork634 京都祇園祭宵山の頃、まだ梅雨はあけない 4K
SONYα6600、E18-135mm/F3.5-5.6
注)【 京都 祇園祭 】 八坂神社 山鉾巡行 歴史 と ルーツ にせまる!!
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