Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork833. 京都・祇園祭のクライマックスが近づいてきた

2023年09月18日 | field work

 この日、7月12日も小雨が断続的に降りつつ突然青空がのぞく梅雨の天気だった。だから雨さえ良ければ、空気は澄んでいて撮影するのには好都合であった。だからいつもの外国人ばかりの散歩コースへでかけた。この日は、祇園祭の山鉾曳き初めがあるはずだ。帰りに寄ってゆこう。
 何時も立ち寄るマクドナルドを素通りし、四条通りを西に進むと長刀鉾がある。なんだ提灯もついてないしお囃子もいないではないか。メディアの報道用に曳き初め儀式をして、この日はお終いか。それが私には、一番鉾の地位に甘んじているように見えた。そんなに無精なら来年からどん尻鉾でもいいじゃん。ならば烏丸通を超して函谷鉾がお囃子をしている。ここは緞子も綺麗だし、一番祇園祭に意欲的だ。
 通り対岸のバス停から撮影する。こういうときにデジタルズームと鋭指向性マイクが役立つ。
 実は我が町内のワンブロック先が鉾町である。多分鉾町の町内から祇園祭担当役員を選出して、鉾町の複数の町内から人出を集めるのだろう。どこの町内でも体育振興会とか防災委員などの上部組織があるので、これと同じ扱いだろう。そうして人出を集める。もちろん鉾の引き手のアルバイトも集めなきゃならないし、お弁当の手配も必要だ。最近町内から弁当屋が廃業しているので、こうなると百貨店か。それに鉾組み立て職人もよばなきゃならないし、高価な緞子の取り付けもあるし、雨が降れば雨用の安い緞子に付け替える必要があった。いまはビニールが囲い込む。それに粽やお祭りグッズも用意して経費の足しにしなきゃならないし、もちろん伝統行事の経費は相当の赤字なので、公的団体からから補助金を受けられる山鉾連合会の資金提供かなあ?。
 そんなわけで鉾町町内は大変忙しい。おっと山鉾はお囃子の人間だって必要だし、春から稽古がいるし、浴衣も揃えなきゃ。そんなわけで人員がたくさん必要になり、つまり祇園祭の役員には、誰もなりたくないのが本音。たしか役員の顔ぶれは毎年変わらないかもしれない。というのも経費節約で支給した浴衣を今年もつかってくださいというわけだ。そんなわけで、鉾町に住んでなくてよかったと思うのが京都人の本音。無責任と言われようが祭は楽しむだけにしたいからね(*^▽^*)。

Fieldwork633 クライマックスが近づいてきた 4K
 SONYα6600、E18-135mm/F3.5-5.6
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする