ヴァーチャルアイランド・プログラム2.

　3DCGが完成したら、お決まりの背景や家具をおいて、これまたお決まりのアングルでレンダリングして終わり!というのでは、単なるパース屋の仕事でしかない。
　そこでヴァーチャルアイランドの中を、フィギャーのジェシーと一緒に撮影にでかけた。そんな想定で、このプログラムのテキストの一部が編集されている。ブログでは、このテキストに沿って、この架空の島をみてみよう。
　ランドスケープソフトで、架空の島を制作したら、面白い、そして美しい風景などを探してみよう。そこには、一日の時間の変化の中で(実際には、気候条件の設定を変えてレンダリングしているわけですが)、多彩なシーンを発見できる。架空の島はコンピュータのプログラムだが、そのなかから価値ある面白さや美風景を発見するというのは、人間の仕事。だから、あたかも撮影隊のように、あるゆるアングルから、設定を変えたりしながら、島の特徴をあちらこちらのアングルをレンダリングしながら、探してみるというのが、3DCGのデザイン・ポイントである。
　架空の島をロケハンしていたら、美風景の中に、面白そうな入り江があった。そこで、この入り江にリゾートホテルを配置してみようという発想が生まれた。そこでstrataで制作したクラシックなリゾートホテルを配置してみた。それは古い古城をリニューアルしたリゾートづくりという、計画へのシナリオであり、コンセプトが生まれたわけだ。

制作:2006年.