前回のグロットでの話を続けよう。アングルを変えて撮影したらどうだろうか。
そこで上から真下を見下ろすアングルとした。だが水面下の海底のテクスチャーが今ひとつグロットの雰囲気とは、かけ離れている。そこで、海底にVueのEcosystemを用いて岩石のテクスチャーにした。おおっ!これは正解であり、結果として面白い表現になった。実際にこんな風景はないだろうけど、仮想環境だからクリック一つで、透明度の高い海水と乱に配置された岩石とが、静謐なグロットの雰囲気になっているだろう。このあたりが、レンダリングをしていて面白いところだ。Vueというソフトは、アイデア次第で絵になる風景を生み出してくる意外性があるということが面白い。
意外性といえば、話題は変わるが、この1年間の講義で唯一質問があった。それは、私が授業の開始時間を30分遅らせるアナウンスをしたので、終わる時間は何時かという質問であった。私も幾つかの大学で教えており、講義内容に関しては、しばしば質問を受けるし、追いかけてくる学生もいるが、本学のように講義内容に関する質問は皆無で、授業の終わる時間を質問してくるとは、これには意外だった。
もう一つ意外性があった。昔私のゼミに出席していた学生だが、「今日は着物の着付けがあるので、ゼミは休ませてください」というのがあった。まあそれならば、大学に来ないで着付け教室に通えばええだろうと言った。
リアルライフも、私から見れば消極的な意外性に満ちあふれているようだ(笑)。
制作:2006年
そこで上から真下を見下ろすアングルとした。だが水面下の海底のテクスチャーが今ひとつグロットの雰囲気とは、かけ離れている。そこで、海底にVueのEcosystemを用いて岩石のテクスチャーにした。おおっ!これは正解であり、結果として面白い表現になった。実際にこんな風景はないだろうけど、仮想環境だからクリック一つで、透明度の高い海水と乱に配置された岩石とが、静謐なグロットの雰囲気になっているだろう。このあたりが、レンダリングをしていて面白いところだ。Vueというソフトは、アイデア次第で絵になる風景を生み出してくる意外性があるということが面白い。
意外性といえば、話題は変わるが、この1年間の講義で唯一質問があった。それは、私が授業の開始時間を30分遅らせるアナウンスをしたので、終わる時間は何時かという質問であった。私も幾つかの大学で教えており、講義内容に関しては、しばしば質問を受けるし、追いかけてくる学生もいるが、本学のように講義内容に関する質問は皆無で、授業の終わる時間を質問してくるとは、これには意外だった。
もう一つ意外性があった。昔私のゼミに出席していた学生だが、「今日は着物の着付けがあるので、ゼミは休ませてください」というのがあった。まあそれならば、大学に来ないで着付け教室に通えばええだろうと言った。
リアルライフも、私から見れば消極的な意外性に満ちあふれているようだ(笑)。
制作:2006年