日本人は、季節感に敏感で、微妙な感覚を、ことばをさまざまに使い分けて表現します。少し寒さを感じるという意味のことばも、次のように時と場合によって変えたりします。
「そぞろ寒」=じんわりと寒く感じる。「漸寒(ややさむ)」=冬に向かって寒さがちょっと増した感じ。「うそ寒」=なんとなく寒いかなぁというとき。「肌寒(はださむ)」=秋になって肌にちょっと感じる寒さ。「朝寒(あささむ)」=ヒンヤリと朝方の冴えわたった透き通る感じ。「夜寒(よさむ)」=夜の身にしみ入るような寒さ。
ぼくは、そんな感じに思てます。まさに日本人ならではの、繊細なことばの使い方でしょう。
「そぞろ寒」=じんわりと寒く感じる。「漸寒(ややさむ)」=冬に向かって寒さがちょっと増した感じ。「うそ寒」=なんとなく寒いかなぁというとき。「肌寒(はださむ)」=秋になって肌にちょっと感じる寒さ。「朝寒(あささむ)」=ヒンヤリと朝方の冴えわたった透き通る感じ。「夜寒(よさむ)」=夜の身にしみ入るような寒さ。
ぼくは、そんな感じに思てます。まさに日本人ならではの、繊細なことばの使い方でしょう。