書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

宗教に係わる「赤ちゃんポスト」の真実

2007-04-04 23:15:20 | 読み解けば‥‥
産経新聞・【コラム・風】4回の中絶に思う 赤ちゃんポスト

《私は結婚前に4回、中絶した経験があります。結婚20年で3人の子供に恵まれましたが、中絶したことは夫にも両親にも伝えていません》

 このファクスを寄せた40代の女性の話を通じ、匿名で利用できる「赤ちゃんポスト」について考えたい。女性は10~20代に計4回妊娠した。子育てするには若すぎたり、相手が妻子ある男性だったため、いずれも人工妊娠中絶を決断したという。

 《4回とも産みたかった、という気持ちはずっと残りました。安易に中絶したわけでは決してなく、あまりの辛さと罪悪感に対して、必死に平常心を保っていました》

 女性は手術のことをほとんど覚えていない。最初の“子供”は堕胎した日を手帳に書き留めていたが、つらい記憶を努めて押し殺すようにした。4回目の中絶から2年たち、ようやく行けた水子供養で「成仏しましたよ」と告げられたときは、泣きじゃくったという。

 《4人は天国で幸せになってくれた。身勝手と言われるかもしれませんが、今は中絶してよかったと思っています》

 もちろん過去が清算されたわけではない。結婚後に1人目を出産するとき、産科医から中絶した回数を尋ねられて「4回」と答えるのは、勇気がいった。夫や両親に打ち明けるべきかどうか、今も悩んでいるという。

 女性が早い段階で中絶に踏み切れたのは、アルバイトでためたお金があり、信頼できる友人から手術に理解のある産科医を紹介されたためだった。

 《安心して相談する相手も資金もなかったら、どんな精神状態になっていたか…。おなかが大きくなってどうすることもできず、コインロッカーに産み捨てていても不思議ではなかったです》

 匿名で利用できる赤ちゃんポストがあれば、救われる母親もいるのではないか。名前も住所も伝えないで預けられると思うだけで、気分が楽になるのではないか…。この女性の正直な思いだ。

 ファクスはこう結ばれていた。

 《ポストの問題は善悪で片づけられるとは思えません。かつての私のような妊婦に選択肢をたくさん用意し、生まれてくる子供がどうすれば幸せになれるかを考えることが、大切ではないでしょうか》(康)
宗教に係わる「赤ちゃんポスト」の真実

近年見てみると、「赤ちゃんポスト」と言う言葉だけが一人歩きしている風に見える。
日本では、慈恵病院で、「赤ちゃんポスト」を設置として話題になった。
しかし、その実態はなぜか無視したままだ。
なぜなら慈恵病院は、
「当院は明治31年、マリアの宣教者フランシスコ修道会によって創設されました。昭和53年4月、近代的医療の展開をめざし修道会から経営を移管、継承して現在に至っています。 
 『キリストの愛と献身の精神の基に、病に苦しむ方々へ高度で暖かい医療と看護を尽くし、地域への貢献と人々の幸福に役立つこと』を理念としています。」
この様に、「ご挨拶」で述べている。
即ち、アウス(人工妊娠中絶)を宗教的な観念から行わない病院であることだ。
慈恵病院の蓮田太二理事長は、マスコミに‥‥
「結婚を約束したのに妊娠がわかると逃げ出す無責任な男性もいる。カトリックの精神に基づく病院の方針で、妊娠中絶はしない。途方に暮れる妊婦を励まし、赤ちゃんを養子に出す仲立ちもした。」
この様な事を述べているのだ。

匿名で利用できる赤ちゃんポストがあれば、救われる母親もいるのではないか。名前も住所も伝えないで預けられると思うだけで、気分が楽になるのではないか…。」
など言うのは全く無責任だ。

本来、望まない妊娠の可能性がある時の性交渉や無軌道な性行為を戒めるのが筋だろう。
この匿名の女性の様に‥‥
子育てするには若すぎたり、相手が妻子ある男性だったため、いずれも人工妊娠中絶を決断したという。」
勝手な自身の欲望のために子供を犠牲にすると言う事は許されるべきではない。

「《ポストの問題は善悪で片づけられるとは思えません。かつての私のような妊婦に選択肢をたくさん用意し、生まれてくる子供がどうすれば幸せになれるかを考えることが、大切ではないでしょうか》」

夫婦の多様性を認めよと言う議論がある。
しかし、自身が行った行為に対して責任を持たず、他人に任せてそれで責任転嫁すると言う依存体質は改めるべきだろう。
そしてもこの投稿者は今頃になって、自身が行った罪に苛まれているのかも知れないが、それは自身の負った十字架だ。
本来なら、自らの無軌道な性交渉や中絶経験を踏まえて、女性の望まない妊娠を防ぐ方法を提案すべきなのではないか。

最新の画像もっと見る