自民党総裁選は、予定通りの麻生氏の圧勝になった。
いわゆる勝ち馬に乗るという勢力ばかりであるというのは、自民党の停滞を思わせるものだが、福田総理より未だましというところか。
今回、トランプの裏を返したような感じであるのは、選挙が近いとはいえ自民党の主要ポストに今までの人物を留任させた事だ。
あとは、閣僚や政府人事について「サプライズ」を起こさなければ、正に「トランプ」の裏返して結局何も変わっていないという印象を植え付けてしまうだろう。
政策としても、総裁選挙に出馬した候補者達の意見を生かさないと福田政権との違いが見られなくなる。
今後福田政権とどのくらい違うことを出せるかが勝敗の行方というか、支持率に上昇に繋がる。
いずれにせよ、今度の自民党総裁選挙は竜頭蛇尾だった。
麻生氏圧勝の予測後は、盛り上がらなかったのが事実。
こんな様子であるなら、就任直後の解散総選挙は無理だろう。
するとするならば、一山越えた人気取りがなければ選挙など出来ないと思うものだ。