銀行・銀行マンなどというと、一見スマートに見えるが、実を言えば単なる金貸し。
しかも、「金貸し」を表に出している「金融業」の方が、ズット綺麗だったりする。
そして良く騙されるのが、表面のきれいごとの連発。地域に目指すとか何とか。
しかし、バブルが弾けたあとの金融機関の「悪徳ぶり」は誰もが知るところだ。
その上、その貸しはがしを国の金融当局が進めるというのは、所詮日本には金融という土壌が育っていない証拠だ。
そんな観点から見れば、新銀行東京は、理想的すぎたと言うことだろう。
土地建物の担保を取らないというのは、一見理想的に見えるが、そんな中小企業は既に土地建物に根抵当権がついてどこからも借りられないという場合が多い。
実際、今月の手形が落ちないと、その場しのぎでやっていることが多く、傾いた企業は一発ホームランでもなければ立ち直れないというのが真実だ。
だから、よほどの将来性がある技術を持っている。又、マネーサプライの不良の黒字倒産などならそれなりに救済すべき事も多い。
しかし、よく見てみると、「あれ!」という妙な事業展開をする企業もある。
そんなところは、10年も経たずに破産の憂き目を見るが、そんなところに貸し込む銀行というものも又、不思議なものだ。
前橋市市長に当選した高木氏の親族企業の不明朗な土地、決算が問題になっている。
この問題は、26日の読売新聞群馬版でも、益々不透明な土地取引、群馬県住宅供給公社への高圧線下の土地売却(現在塩漬け)のおかしさなどが報道されている。
まさに、高木市長の一族のどう見ても、不可解な土地転がしなど、市民としては余り愉快ではない疑惑が止まらない。
上場もしていない企業に、総額200億円も貸す金融機関があったなど、本当に不思議でならない。
そして、そのうち約160億円が債権放棄という形での税金投入だ。
こんなものは全く納得できないものだ。
そして、銀行が金貸しである以上、貸した金は返して貰うと言うのが大原則だ。
一般に、保証協会というところを使うこともあるが、これはきちんと不動産などの担保を取っているから、保証協会など事実上のぼろ儲けに近かったりする。
そして、金を貸す以上金を返して貰わなければならないから、それ以前に、誰に貸すか。
これが出来れば、普通金融マンとしては優秀な方だ。
しかし、見るところ先見性のないのが銀行と言うところろう。
その先見性のない人物が経営したのが、新銀行東京?
小生は、銀行マンでないから知らないけどね。
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