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「寒鱈汁」に欠かせない「酒粕」☆

2017年01月31日 08時08分49秒 | 山形の食文化
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

1月31日(火)山形県酒田市は、久しぶりに雪が舞っています。

といっても、積もっていいる雪は1~2センチ程度、スノープッシャーで雪を集め、地下水を流すとすぐに消える程度です。

今日の天気は、曇り時々雪、最高気温は3度、最低気温は0度、降水確率は30~40%、夕方までの降雪量は1センチ未満の予報となっています。

ようやく、本来の寒中らしい天気になってきました。

さて、冬場は、魚の身が締まってとても美味しい季節です。

特にこの時期、山形県酒田市に来たら食べて頂きたいのが、「寒鱈汁」です。

先週末には「第30回酒田日本海寒鱈まつり」も開催され、多くの人たちが「寒鱈汁」に下鼓を打ちました。

「寒鱈汁」



「寒鱈汁」に使う鱈は、真鱈です。

「寒鱈汁」は、鱈の身はもちろん、アラや内臓まで、余すところなくほとんどすべての部位を入れて作ります。

通常、味付けは、出汁を取ったあとに味噌を使い味付けを行います。

しかし、これだけでは「寒鱈汁」に少し生臭みが残ります。

そこで登場するのが、「酒粕」です。


漬物の梨屋の「酒粕(練り粕)」



「寒鱈汁」に、「酒粕」を適量入れることにより、鱈の生臭みを取って、よりコクのある「寒鱈汁」に仕上げてくれます。

山形県酒田市ではこの時期、身体が温まることから「寒鱈汁」だけでなく、いろいろな味噌汁に「酒粕」を入れる「粕煮汁」を食べる家庭が多くなります。

それに比例して、「酒粕」の需要も多くなります。

味噌汁に入れる「酒粕」は、好みにもよりますが、溶かしやすさとコクがあるために「練り粕」を使うことが多いようです。



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