団塊の世代のつぶやき

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★中国も地雷を踏んだか

2018年04月06日 | 中国

  死ぬまでに、中国の崩壊を見たいものだと毎日祈ってますが、どう考えても向こうの方が長生きしそうと半ば諦めていました。

  ところが、もしかするとと思えるような素晴らしい情報を、何時もの宮崎さんが書いてくれています。
  これは面白くなりそうです。こんな手があったとは。ここはパキスタンに頑張ってもらいましょう。

  宮崎正弘の国際ニュース・ 早読みより  平成30年(2018年)4月6日(金曜日)弐 通巻第5664号

 弱者の開き直りほど、悪質な債務者はいない
  パキスタン、追加融資か救済がなければIMF管理になると中国に泣きつく

 パキスタンに巨額を投資して高速道路、鉄道、石油とガスのパイプライン、光ファイバー網と四つの工事を実施しつつ、グアダル港の開発、輸出加工区、コンテナヤード建設を中国は一帯一路の一環として位置づけ、「CPEC」(中国パキスタン経済回廊)プロジェクトに合計570億ドルを投資、このうち半分以上は融資である。

 中国に次いで、大型融資を実施したのはサウジアラビアだ。なにしろパキスタンの核兵器開発費用も、世界最大級のモスクをイスラムバードに建てた費用も胴元はサウジアラビアである。

 無謀にもパキスタンは2013年から2017年の3年間だけで、400億ドルを借り入れた。このうちの60億ドルの償還が3月末に迫ったが、外貨準備が底をついているパキスタン政府に支払う余裕などない。
いや、借金というのは「借りた方が勝ち」という「弱者の開き直り」の強さがある。悪質な債務者ほど始末に負えない。

 「リスケに応じてくれるか、支払いのための追加融資で救済してくれるか、さもなければIMF管理下に入る」とイスラマバードは、舞台裏で中国とサウジアラビアに迫ったかも知れない。
弱者逆転の脅かしである。デフォルト宣言はテクニカルな方法で、南米諸国は、そうやってIMF管理に入り、緊縮財政、通貨暴落に耐えて経済を輸出増大で切り抜けた。韓国もその手を使って、生き延びた。

 しかしベネズエラはIMF管理を嫌がっているため、猛烈インフレ、スーパーから品物がなくなり、ブラジルへ、コロンビアへ経済難民が殺到して、事実上のデフォルト。最大の債権者は420億ドルを貸与しているとされる中国だ。

 中国はパキスタン救済のため、一部の輸出入代金を現地通貨決済でおこなうという救済措置をとった。しかしながら建材から建機まで中国製であり、その代金をパキスタン・ルピーで貰っても、中国側はバーターとしてパキスタンから買うモノも製品も、ほとんどないのだ。
 
 ましてパキスタン中央銀行の債務は80億ドル、償還できなければIMF管理へ移行する。それは中国主導の「CPECプロジェクト」が挫折することを意味する。

 IMFは、利子支払いを優先させ、財政を管理し、指導し、贅肉のプロジェクトは中断、中止を勧告することは目に見えており、中国としてはなんとしてもIMF管理下入りを避けるしか、プロジェクト続行の選択はない。
はやくも中国は深刻な立場に追い込まれたのだ。

  こんな嬉しい情報は久し振りじゃないでしょうか。いよいよ中国も年貢の収め時でしょうか。これから、このパキスタンのやり方を真似る国も出てくるのじゃないでしょうか。そうなると、流石の共産党独裁の習王朝も最後かも。

  さて、こうなると、2日、第78 回の「★IMF, 中国人民銀行と「一帯一路」をめぐる会合 中共がボアオを行う前に、南シナ海の海上航行禁止令」で、取り上げたラガルドも只では済まないのじゃないでしょうか。

  何とも、面白くなりそうです。久し振りにワクワクします。



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