心配したようにアレが当選するかも知れないようです。全く、東京都民というのは何を考えているのでしょうか。と言うか、何も考えていないのでしょう。
そんなアレの状況を阿比留さんが実際に現地へ行って見て来てくれたようです。
あびルポのタイトルに思わず飛びついてしまいました。
産経ニュースより 2017.10.21
【あびルポ 衆院東京18区】立憲民主・菅直人元首相は「すっきり」 注目される“475番目の男”の去就…
冷たい秋雨が降りしきった16日午後、東京・JR武蔵境駅南口。演説開始時刻の約15分前に姿を現した立憲民主党公認、菅直人 は、にんまりと満足げな表情を浮かべていた。
「頑張ります!」
菅が駆け寄ると、笑顔で握手に応じる人が目立つ。平成26年の前回衆院選のときは、ほとんど誰もが素通りした演説に、 40~50人もの有権者らが耳を傾ける。スマートフォンで記念撮影する通行人も少なくない。
「(安倍晋三政権の)めちゃくちゃな原発政策を、なんとか変えないといけない。枝野幸男さんが立憲民主党を立ち上げてくれて、 (原発政策が曖昧だった民進党と違い)『原発ゼロ』とすっきりといえるようになった」
演説でこう述べた菅は、首相経験者であるにもかかわらず、選挙区で24年、26年と連続して自民党公認、土屋正忠に敗れ、比例 代表で復活当選している。
特に土屋に1万6千票以上の差をつけられた前回は、衆院定数475(今回は465)の最後にぎりぎり滑り込み、「475番目の 男」とも呼ばれた。
今回も首相の安倍が衆院解散・総選挙を正式表明した25日の段階では、見通しは暗かった。26日付の自身のブログでは、希望の 党代表の東京都知事、小池百合子に「日本のメルケル(独首相)になって」とラブコールを送ったが、すげなく「排除」の対象とされ た。
とうとう年貢の納め時かとも思われたが、持ち前の「悪運の強さ」(土屋選対関係者)が発揮される。思想・信条で安全保障関連法 容認などを認められない枝野らが立民をつくり、菅は早速参加を表明した。
いわゆる「リベラル」、端的に言えば左派色の濃い立民は菅と肌合いが合う。また、立民との協力を重視して共産党が候補を取り下 げたのも大きい。
東京18区では前回衆院選で共産候補は約3万5700票を獲得しており、うち何割かが流れただけで菅は有利となる。さらに、も ともと革新が強い土地柄も菅の利点となっている。
聴衆の反応を観察していたところ、思いがけず菅の妻、伸子に声をかけられ、珍しい名字だからと出身地を尋ねられた。少し慌てた が、せっかくなのでこちらからも「前回より手応えがいいのでは」と聞く。こんな答えが返ってきた。
「『拒否』が少ないですね。前回は声をかけ、握手を求めても拒否されることが多かった。今回は(対立軸がはっきりして)すっき りしたのかボランティアの動きもいい。ごめんなさいね、声をかけちゃって」
それは別にかまわないが、ともあれ、聴衆は本当に菅の支持者なのか。菅と握手していた女性3人に聞くと三者三様だった。
「別に支持していないけど、テレビで見ている人だから応援しようかと。投票先はもう少し政策を聞いてから決めます」(30代)
「ええ、若い頃から支持しています」(60代)
「本当のことを言っていいんですか。支持なんかしていませんよ、菅さんは嫌いですから」(50代)
立民の勢いがどの程度、菅の追い風となっているのか読みにくい。他陣営も同じようで、土屋後援会事務局長、秋本正はこう語る。
「今回は雰囲気も、手応えもなんといえばいいのか難しい。前回は菅さんの遊説に誰も立ち止まらなかったが…。相手の票の動きが 読めない。共産票がどうなるのか」
菅とは対照的に今回は比例重複立候補はせず、背水の陣で臨む土屋の応援演説には、官房長官、菅義偉をはじめ有名議員が投入され てきた。だが、それは投票行動にどこまで結びつくのか。武蔵野市長時代からの実績は評価されるのか-。
土屋陣営の武蔵野市議、土屋美恵子は「菅さんの2回連続比例復活は地元で、『そこまで堕ちるか』『元首相の誇りはないのか』と 笑われていたものですが…」と首をひねった。
菅と土屋の積年の「土菅(どかん)戦争」のはざまで、苦戦しているのが希望の党公認、鴇田敦だ。9日に府中市民活動センターで 開かれた地元青年会議所主催の立候補予定者討論会では、39歳の時に妻をがんで亡くし、男手ひとつで子育てと仕事の両立を迫られ た経験を語り、サラリーマン感覚を訴えた。
鴇田陣営の都議(都民ファーストの会)、小山くにひこは「希望の党の党勢が厳しい中では反応があり、善戦している。知名度は低 いが、他の2人が70代だけに『若い人、頑張ってね』と声がかかる。そろそろ世代交代も必要だ」と話す。
立民の主要メンバーは菅内閣の顔ぶれともろに重なる。その意味でも立民の象徴的存在である菅は、今度こそ雪辱を果たして選挙区 で当選できるのか、3度連続比例復活の屈辱を味わうのか。あるいは、それもかなわず政界引退に追い込まれるのか。=敬称略(論説 委員兼政治部編集委員 阿比留瑠比)
それにしても、何でこんな奴を議員にするのでしょうか。日本の足をあれだけ引っ張ってくれたことを忘れたのでしょうか。
今度、通せば、18区の人達は、国民に謝罪して、韓国へでも移住してください。もちろんアレも一緒に。
いよいよ明日が、日本の独立を決める選挙です。もし、戸の選挙で独立ができないなんて選択をするようでは、日本は消滅するかもしれません。
この期に及んでも、日本の敵反日売国左翼・在日共を選ぶのですか。そこまで頭の狂った人達にとっては、日本消滅こそが望みなのでしょう。そんな人達は、どうぞ特亜3国へ移住してください。
この選挙が日本にとって如何に大事であるかを、上島さんが切々と語ってくれています。
どうぞ、この上島さんの話を聞いて、選挙で適切な人を選んでください。間違っても、アレ達が選ばれることなんてことが無いことを願います。東京都民よ目覚めてくれ。
中山御夫妻という日本を救ってくれるお二人が、まさかと思った「日本のこころ」を捨てたことに驚きと、悲しみを覚えました。只、何か考えがあるのだろうとは今も信じています。
成彬さんのツイートには、やはり何かおかしさを感じますが、その本心も分かりません。
ところが、「日本のこころ」に、救世主が現れました。赤尾由美さんです。この消滅が、目に見えているにも関わらず、立候補したその男気に感動しました。
ところが、あの東京ですから、可能性はないでしょうね。しかし、この赤尾さんの心意気を聞いて、目を覚ましてもらいたい。
「日本のこころ」を、消滅させては日本の恥です。なんとしても残して、いずれは大勢力になってもらいたいものです。そのときこそ、日本の再生は見えてくるでしょう。
フェイスブックに赤尾敏さんの動画をアップしてくれているのがありました。リンク 元で見てください。見事に日本の劣化を語ってくれています。
ペ ギミン西村 @pegiminnh
赤尾敏の1986年の政見放送の抜粋です(当時87才)。
世論を誘導して選挙結果を操作するマスコミを批判しています。
今の日本のマスコミに対しても、そのまま通用する痛烈な批判です。
さて、東京の人達は、こんな奴等を選ぶのでしょうか。もし、こんな党が増えて、「日本のこころ」が消滅するようでは、日本は終わりでしょう。
この党こそ消滅させるべきです。アレの顔をまだ見たい人がいることが信じられません。日本人というか東京人よ目を覚ませ。
ZAKZAKより 2017.10.20
立民躍進で菅元首相に「副議長」説急浮上 屋山太郎氏激怒「とんでもないことだ」
「菅直人元首相が、衆院副議長になるのではないか…」。永田町・霞が関の関係者の間で、こんな会話が交わされている。10・22衆院選の情勢調査で、立憲民主党が野党第一党に躍進する勢いとなっているためだ。東日本大震災発生時の首相として現場を大混乱させ、「史上最悪の宰相」と呼ばれた菅氏が「三権の長」に準ずるポストにつくことがあり得るのか。
産経新聞・FNNの合同世論調査(12~15日)によると、野党陣営では、小池百合子代表(都知事)の希望の党は失速し、代わりに枝野幸男代表の立憲民主党が急伸している。
立憲民主党が野党第一党となった場合、国会運営を与党第一党と協議して進めるとともに、慣例として衆院議長の職務を代行する副議長を出すことになる。ベテラン議員から選ばれるケースが多く、同党で最も当選回数が多いのは、現在、当選12回の菅氏である。
首相経験者の議長就任としては、第二次世界大戦後の1945年10月に首相になり、49年2月に衆院議長となった幣原喜重郎(しではら・きじゅうろう)氏がいる。
ただ、戦後の混乱期であり、平成の現代と同様には考えられない。次期議長・副議長は、皇室のあり方にも影響を及ぼす立場になるのだ。
菅氏の副議長就任には、衆院選当選が不可欠だが識者はどう思うか。
政治評論家の屋山太郎氏は「とんでもないことだ」と激怒し、続けた。
「菅内閣は『日本政治史上、最も失敗した内閣』といえる。東日本大震災時の大混乱を振り返れば、国家・国民に甚大な被害を与えた。その反省もなく、副議長にするなど許されない。そもそも、立憲民主党の枝野代表は、菅内閣の官房長官であり、決して逃れられない重い責任がある。菅氏を同党の最高顧問にしたことすら、時局認識がおかしい。もし、菅氏が副議長就任を望むとすれば『肩書中毒者』というしかない」
選挙もいよいよ明日に迫りました。日本が独立するかどうかを決める選挙です。もし、この選挙で、反日売国左翼・在日議員達を選ぶようでは、日本人は国の消滅を願っていると言うことになるでしょう。
そんな反日売国左翼・在日議員達が、平和ボケ日本人を騙して議員になろうと必死のようです。この人達には、日本の未来なんて考えはなく、自分の就職のためだけに必死のようです。
それでも、こんな奴等を選ぶ人もいるのでしょうね。
産経抄さんが、そんな反日売国左翼・在日議員さん達の動きを痛烈に虚仮下ろしてくれています。
産経ニュースより 2017.10.14
【産 経抄】4分裂した民進党、衆院選後に再結集の動き
希望の党、立憲民主党、無所属、民進党残留組と4分裂した民進党が、衆院選後に再結集する動きがはや顕在化してきた。「選挙が 終わったら、民進党を大きな軸としてしっかり結集し…」。民進党の小川敏夫参院議員会長が公言すれば、立民党の枝野幸男代表も民 進党との連携に意欲を示した。何のための新党だったのか。
▼「菅直人内閣そのものと言っていい。一票を投じるのは、菅内閣を信任するようなもの」。日本のこころの中野正志代表は8日の 党首討論会で、立民党についてこう皮肉った。確かに党役員の顔ぶれをみると、菅内閣の官房長官だった枝野氏が代表で、官房副長官 だった福山哲郎氏が幹事長である。
▼さらに、厚生労働相だった長妻昭氏が代表代行で、首相補佐官を務めた辻元清美氏が政調会長、菅元首相ご本人は最高顧問に就い ている。立民党は「まっとうな政治」を掲げているが、菅内閣の施政がどうだったかは読者の判断に任せたい。
▼民進党のホームページを開くと、なぜか希望の党の小池百合子代表が、同党候補の応援をしている場面が目に飛び込む。民進党は 今回衆院選で候補を立てていないとはいえ、堂々と他党の宣伝をしている。どうせ元の鞘(さや)に収まるのだからと、開き直ってい るのか。
▼不正な手段で得た資金の出所を分からなくするため、転々と送金を繰り返すなどのマネーロンダリング(資金洗浄)の厄介な点 は、お金に色はついていないところにある。正当な資金と不正なそれは混ざり合い、出所は判然としなくなる。
▼一方、衆院選候補の経歴は調べればすぐに分かる。誰が応援に来るかによっても「色」は見える。いつまであるかもしれぬ漂う浮 草のような党名に、惑わされないようにしたい。
こんなアレを担ぐ党は論外ですが、その残りを集めた保守の党が出来るかと期待されたのも、何のことはない早々と正体を露してしまったようです。
産経ニュースより 2017.10.13
【衆院選】希 望・小池百合子代表「排除する」発言を「きつい言葉だった」「民進党再結集」構想を「政治不信の極み」と批判
希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は13日夜のBSフジ番組で、民進党出身者を公認するにあたり政策や理念が合わなけれ ば「排除する」と言及したことについて「きつい言葉だったと思う」と述べた。発言は強引な印象を与え、希望の党が失速する一因に なったとされる。
小池氏は、民進党出身者らの再結集を模索する参院民進党の動きを「政治不信の極みになる」と批判した。「参院の皆さんは今度は 自分の選挙がある。そこを見ていることが透けてみえる」とも指摘した。
また、衆院選公約に掲げた「2030年までの原発ゼロ」達成のため、原子力規制委員会の審査に合格した原子力発電所でも再稼働 を認めないケースがありうるとの認識も示した。
衆院選後に自民党と大連立を組む可能性については同日、都庁で記者団に「ありません。政策が実現できるよう、是々非々の対応で 進めていく」と否定した。
さて、どんな結果になるのでしょう。
ネットのお陰、特に動画で、全く知らなかった保守の重 鎮の方達の考えを見ることが出来たのは、本当に有難いことです。
そんの方達の一人、渡部昇一さんが亡くなられ、こうした日本にとって大事な方達が高齢なことに、危機感を覚えざるを得ません。もしかしたら、その後を次ぐ人達が、どんどん減っているのじゃないかとの恐れもあります。
何と言っても、戦後教育により日本人の劣化は留めを知らないところまで来ているのですから。
そんなお一人が、日下公人さんです。『日本出動』などDHCの番組が終わって、体も弱っていられるようで、殆どお目にかかることがなくなり心配していました。
そんな思いに、桜チャンネルが答えてくれました。
日下さんは、香川でも子供時代を過ごされていたので、その贔屓もあります。しかし、その子供時代の話題で、お母様の言葉や、ご家族のことを聞いて、ああ、やはり、こうした人は、私なんかとは全然能力が違うんだなと思い知らされました。
こういう、頭脳優秀な人が、きちんと日本の素晴らしさを知って、日本を導いてくれれば、日本の再生も可能じゃないでしょうか。きっと、そうした人達はいるはずです。
と言うか、そうした人達に本当の日本の素晴らしさを教える教育こと望まれます。自虐史観を売れ付けられた東大卒の政・官・財の体たらくを見ていると、それは明らかでしょう。勿体無いですね。
北に対して、アメリカがいよいよ本気になったのでしょうか。韓国在住のアメリカ人の撤退の動きがないので、攻撃は無いと予測されていましたが、とうとう、その訓練が始まったようです。
何時もの、宮崎さんが取上げてくれています。是非、全員を無事に撤退させて貰いたいものです。
一方、未だに韓国に滞在する日本人は、放置で良いでしょう。この期に及んで撤退しないのは自己責任です。どうぞ、ご遠慮なく韓国の人達と仲良く最後を迎えてください。今更、日本にすがらないようにお願いします。
宮崎正弘の国際ニュース・ 早読みより 平成29年(2017)10月14日(土曜日)弐 通巻第5478号
在韓米国人の エクソダス訓練を開始か
すでにマニュアルは配布され、グループ別の集合場所、方法も
在韓米国人は20万人以上と見積もられている。
有事の際の脱出訓練がちかく開始され、集合場所や方法についてのマニュアルが配布さているようである。
訓練内容は秘匿されているが、まとまって空軍基地か空港に集まり、分散した飛行機で在日米軍基地へいったん避難する。あるいは 陸路、釜山へ南下してチャーターした船舶で、日本の港へ接岸後、米国へ待避する。
日本人が有事に際していかに脱出するかの訓練はまだ行われた形跡はない。情報筋によれば、アメリカの救援機が頼りだというか ら、あのイラン・イラク危機の教訓はなにも活かされていないことが分かる。
イラクで湾岸戦争勃発前夜、取り残された日本人はバグダット空港に集まったが、JALは特別機の派遣を拒否した。台湾のエ バー・エアーが「お客様は神様です」と言ってチャーターに応じてくれた。
その前のイラン・イラク戦争のとき、トルコ航空の有志らがアンカラ政府の許可も得ずに、テヘランは救援に向かい日本人を救っ た。そのパイロットはエルトールル号で救われたトルコ使節団の末裔だった。
「このとき日本に恩返しをしたいと思った」とトルコ人パイロットがのちに語ったことは映画にもなった。でもJALも、ANAも、 何をしていたのか。いやそもそも自衛隊機は何をしていたのか?
それにしても、こんなに何にも出来ない日本だと解っていながら、それでも韓国から撤退しないのですから、どう考えても韓国の土に成りたいのでしょう。どうぞ、意志を貫いて下さい。
中国を、ここまで成長させた元凶の代表と、この部屋でも何度も書いてきた、アップルが、その中国に後ろ足で砂を懸けられるとも言える状況になって来ているようです。
何と、中国でシェアが5位にまで落ちたようです。ざまあみろと思うのは私だけでしょうか。中国で製造して、技術を盗まれ、シエアが無くなれば、これほどの皮肉はないでしょう。
と言うか、中国を相手にすれば、最後はそうなることを思い知らされることになることに、やっと気が付くことになるのでしょうか。
中国に進出している企業は、いずれ同じ目に会うことになるのは間違い無いでYそう。
SankeiBizより 2017.10.10
中国では逆風、どうなる新型iPhone 「国産を支持する! アップルは二度と買わない」
スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を抱える米IT大手アップルが苦境に陥っている。直近の中国市場におけるスマートフォンの出荷台数シェアは4位から5位に転落。中国で規制対象のインターネットサイトを閲覧する際に使用されるアプリの一部配信を停止するなど、当局の要請に添った取り組みを次々と打ち出すなど“対中戦略”の建て直しに躍起になっている。9月中旬に発表した新機種「アイフォーン8」などの投入で巻き返しを期すが、中国メディアには「ジョブズは生涯一度も中国に来なかった」といった不満げな反応が目立つほか、中国政府による愛国主義教育の成果かネット上でも「国産スマホを支持する!アップルは二度と買わない」といった“逆風”が吹いている。
上位4社を中国勢が独占
「小米(シャオミ)がアップルを逆転した」
8月上旬、米調査会社「IDC」が4~6月期の中国市場におけるスマホ出荷台数を発表すると、中国ネットメディアも一斉に反応した。アップルの出荷台数が前年同期比7・6%減800万台に落ち込み、1420万台のシャオミ(小米科技)に抜かれた。アップルの市場シェアは7・1%と5位で、4位のシャオミ(12・7%)を下回る結果に。首位はシェア21・0%の華為技術(ファーウェイ)、2位は「OPPO(オッポ)」を展開する広東欧珀移動通信(17・9%)、3位は「vivo(ビボ)」の維沃移動通信(14・4%)と上位4社を中国勢が占めた。中国市場全体は前年同期比0・7%減と振るわない状況だが、中国勢4社はいずれも前年同期比で販売台数を伸ばす躍進ぶりを見せた。それだけに、上位5社で唯一マイナスとなったアップルの低迷が際立つ形となっている。
フリークを生んだアップルブーム
アップルが中国スマホ市場に参入したのは2009年。中国通信大手、中国聯通と組んでアイフォーン3GSを投入し、中国語で「果粉(グオフェン)」と呼ばれるアップルフリークを生み出すブームを起こした。アイフォーンの新機種発売日には直営店「アップルストア」の前などに長蛇の列ができるのが恒例となった。今でもブランド志向が強い富裕層や中間層の間では依然として人気が高いものの、国産スマホメーカーの成長によりアイフォーンの退潮が指摘される。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、アップルの市場シェアは14年終盤の推計16・5%から約7%にまで落下。3年弱の期間で半減している計算だ。
最新機種には中国市場対策も?
このような苦境を受け、アップルは中国市場の建て直しにむけて態勢を整えている。
今年9月に新たな基本ソフト(OS)として「iOS 11」を提供開始したが、このOSでは中国ユーザーを意識した機能が盛り込まれている。一例を挙げると「QRコード読み取り」の機能だ。従来は、これまでアイフォーンの純正カメラアプリではQRコードを読み取ることができず、わざわざアプリをダウンロードする必要があった。現在中国では、QRコードを使ったスマホの電子決済の利用が猛スピードで拡大中だ。中国ネット大手の騰訊(テンセント)の「ウィーチャットペイ(微信支付)」と、アリババ集団の「アリペイ(支付宝)」などが電子決済サービスを提供しており、北京などの都市部では「スマホ決済無しには生活できない」と言われるほど。それだけに、アップルが新たなOSでQRコードに標準対応したことは中国市場対策だとみられている。
アップルの「言論の自由を脅かす措置」を非難
一方、中国当局の意向に添った形での“態勢整備”も目立つようになっている。
「あなたのアプリは中国アップストアから削除されます」
7月下旬、中国でVPNサービスを提供する業者に、アップル側から通知が一方的に送られてきた。
アップルは、中国で「VPN(仮想私設網)」アプリの一部についてアップストアでの配信を停止した。中国では、米グーグルの「Gメール」や「フェイスブック」、「LINE(ライン)」といったネットサービスが規制対象となっている。そのためVPNを使わなければ、これらのサービスを利用することができない。中国当局はVPNサービスに関する規制を強化しており、アップルの対応はこれに呼応した措置だ。英BBC放送(電子版)によるとアップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は「ほかの国々ででも、われわれは法律を守ってビジネスをしている」と変更理由を説明した。
ただ、配信停止対象となった業者のひとつであるエクスプレスVPNは、今回のアップルの措置は「最も思い切った措置だ」としたうえで「言論の自由、市民の自由を脅かすこれらの措置を強く非難する」と自社サイト上で糾弾した。
また、アップルが中国国内に初のデータセンターを設置すると7月中旬に報じられている。ロイター通信によると、データセンターは中国南部の貴州省で、現地のIT企業と提携して設置するという。中国では6月に「インターネット安全法」が施行された。同法は、ハッカー攻撃から国家安全などを守ることを目的としているが、国内外の企業に利用者の通信記録を中国国内に保存することを義務付けた。施行前から日本や欧米の駐中国大使が、経済活動が阻害される恐れがあると懸念を示していた。
「アップル行列神話の終了」
このように中国市場での態勢を整え、アップルは満を持して最新のスマホ機種を投入した。
9月22日、アイフォーンの「8」と「8プラス」だ。昨年発表した「7」と「7プラス」のバージョンアップで、無線充電機能や、背面にガラス素材を採用したことなどが特徴となっている。
ただ、中国メディアは新製品の滑り出しについて厳しい状況を伝えている。
「アップル行列神話の終了」
中国の証券日報(電子版)は、アイフォーン8の発売後の様子を伝えた。中国では、アイフォーンの新機種が発売されるたびに転売屋が行列を作る光景が一般的だが、アイフォーン8発売当日には各地でこのような熱気がみられなかったと証券日報の記事は伝えている。ネット上で予約ができるため行列ができなかったという見立てもあるが、「供給能力が大幅に引き上げられたのではなく、需要が明らかに弱くなった」という独立系の通信アナリストの分析を証券日報は紹介している。
「アイフォーン6以降、4世代同じ様子。買い替える欲求がまったくない」
北京の有力紙、新京報(電子版)も、このようなネット民の感想を伝えている。
北京のIT街として知られる中関村にいたある転売屋は「中関村に7~8年いるが、アイフォーン発売初日に発売価格を割り込むという状況は初めてだ」と新京報の記者に“不人気ぶり”を証言した。
また、アップルに対する積年の恨み節もみられる。
「ジョブズは生涯一度も中国に来なかった」
アイフォーン新機種発表直後に新京報(電子版)が報じた記事は、アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏(1955~2011年)は一度も訪中しなかったが、その後任のクック氏は既に11回も訪中しているとのデータを紹介した。
この記事では、過去のアイフォーンの新機種では、発売時期がかなり遅かったと指摘。「中国はずっと英領バージン諸島やケイマン諸島などと並列の3、4級市場と当時のアップルに見なされていた」とわざわざ振り返ってみせている。
「中国は強くなったのだ」
ネット上では、より厳しい声がみられる。
「アップル神話はもはや終わりだ。時代遅れだ」
「誰がいまだにアップルを使っているというんだ」
このような“アップル離れ”の宣言とともに、「国産スマホがアイフォーンを超える性能を持つようになっている」「アップルよ、中国は強くなったのだ」「ファーウェイの携帯は素晴らしい。国産を支持しよう」など中国産スマホを支持する愛国的な声も目立つ。「アップルは、もうひとつのノキアだ」というように、かつて世界の従来型携帯電話(ガラケー)市場を席巻したフィンランドのノキアがスマホの登場で退潮したような道をアップルがたどるという見立てもあった。
アイフォーンXで富裕層が動くか
ただ、アイフォーンの最新機種について、前述の証券日報の記事は「本当の主役はアイフォーンX(テン)」だと分析する。中国でも11月3日に発売されるアイフォーンテンは、初代アイフォーンから10年の節目に合わせた高価格モデル。顔による個人認証システムなどを搭載。「最先端、高級モデル好き」という中国人の消費魂をくすぐる商品といえる。ただ、最高スペックのモデルは9688元(約16万5000円)という高価格がどこまで受け入れられるか、中国の富裕層、中間層の動向が注目される。
これで、アップルが中国から徹底してアメリカで製造するなんてことになれば、トランプさんも大喜びでしょうが、それは無いのでしょうね。
コストダウンを目的とする金の亡者達の奴隷経済が終わるきっかけになって欲しいものです。