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団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

販売減

2007年05月15日 | エネルギー 環境

  第2785回で取り上げたように日本全体でクルマが売れなくなっているという私にとっては嬉しい現象が起きていますが、その具体的な数字が取り上げられていました。

  5月6日毎日新聞より

  ・・・略

  ■29年ぶりの低水準■

国内の乗用車販売(軽自動車を除く)のピークは、バブル経済末期の90年度で、年間590万台が売れた。88年発売の日産自動車「シーマ」は、高級車ブームに火を付け「シーマ現象」という流行語まで生んだ。以後、減少傾向が続き、06年度は359万台(前年度比8.3%減)に。90年度比4割減で、29年前の水準にまで落ち込んだ。・・・以下略

 こうやって数字でみるとその減少振りは凄そうですが、軽自動車の200万台を加えると総数ではそれ程の落ちは無いのではないでしょうか。それでも、大きなクルマが軽に代わったことによるメリットはありそうです。

 もう一つ香川の数字がありました。

 5月10日、四国新聞より

 新車販売5万台割る-06年度香川県内

 四国運輸局が発表した2006年度の新車販売状況によると、香川県内の登録車(軽自動車以外)と軽自動車を合計した販売台数は前年度比6・2%減の4万9352台と2年連続で減少し、1990年度以降で最低となった。

 内訳は、登録車が2万4619台と同12・1%減少した。一方、軽自動車は同0・5%増の2万4733台となり、登録車の販売台数を初めて上回った。同局は「景気は緩やかに回復しているが、買い替えの需要はそれほど活発ではないとみられ、少子高齢社会の影響で保有台数も横ばいとなっている」としている。

 主な車種別には、普通乗用車が同3・7%減の7536台、小型乗用車は同17・0%減の1万3531台と落ち込みが目立った。軽乗用車はガソリン価格の上昇を背景に安い維持費が人気となり、1万8460台と同4・6%増加した。

 4県の合計販売台数は同5・9%減の17万7343台で、県内と同様に90年度以降で最低だった。内訳は登録車が同11・4%減の8万7914台、軽自動車が同0・1%増の8万9429台。・・・以下略

 軽が登録車を始めて上回ったんですね。この傾向がどんどん強まって全て軽に切り替われば面白いのですが。尤も、その軽も最近は重装備で燃費も良くないようなので、もっと軽くて燃費の良いのに代える必要はありそうです。

 しかし、この減少は消費者が利口になったのかそれとも単に生活苦からくるものかが判断しかねるところもあるので単純に喜んで良いのかは分からないところがあります。
  景気が回復して可処分所得が増えてもこの傾向が続くようだったら日本人も利口になったと素直に喜べるのですが。

 それにしても、電気自動車と公共交通中心の交通体系の時代は何時になるのでしょうか。

それともそんな時代は来ないのか!