去年の今頃はシリコンの値上げで太陽電池のコストダウンが期待できなくなってがっかりしたものです。第2505回等で増産の動きもありましたが直ぐに好転するものでもありませんでした。今年も残念な動きのようです。
多結晶シリコンは2007年度の国内大口需要家向け価格が3年連続で上昇した。半導体向けが前年度比15―20%前後、太陽電池向けが15%前後の値上げで決着した。旺盛な需要を受けて需給逼迫(ひっぱく)が続いているためだ。国内半導体用シリコンウエハーの値上がりにつながるとみられる。
半導体向けは今回の上げで平均1キロ80―85ドル前後、太陽電池向けは60―65ドル前後になったもよう。上昇幅は既に決着した07年の国際価格と同程度だった。
シリコンの増産はやはり直ぐには間に合わないようです。この分では、太陽電池の値下げはまだ1、2年は無理なのでしょうね。かといって、薄膜の方もまだまだ量が少なそうなので市場に影響するところまでは期待できそうもありません。
こんなのんびりした動きで地球の未来はどうなるのでしょうか。私の命のあるうちにはまだそれ程大きな破綻はないでしょうから余計な心配かもしれませんが、なんとかして欲しいものです。
日本中と言わず世界中の屋根に太陽電池が載る時代は来るのでしょうか。
夢は所詮夢かも!