DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

マレス、サンタクルス、クレバレー

2012年11月22日 00時29分07秒 | 世界ボクシング
先週末10日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCスーパーバンタム級戦:
王者アブネル マレス(米)判定3対0(116-110x2、120-108)挑戦者/WBAバンタム級王者アンセルモ モレノ(パナマ)

*強豪から5回にダウンを奪ったマレス。WBO王者ノニト ドネア(比)との統一戦を熱望しています。潔く敗北を認めたモレノ陣営ですが、試合後、120対108の採点に抗議しています。


IBFバンタム級戦:
王者レオ サンタ クルス TKO9回1分42秒 挑戦者ビクトル サレタ(共にメキシコ)

*王者サンタクルスが4回、7回、そして8回にダウンを奪う快勝。6月に獲得した同王座の2度目の防衛に成功しています。王者のサンタクルス、今年に入り倒閣してきた選手です。今後が楽しみな選手ですが、今後はスーパーバンタム級進出を視野に入れているようです。


WBOライトヘビー級戦:
王者ネイサン クレバリー(英)TKO8回1分53秒 挑戦者ショーン ホーク(米)

*直前に挑戦者変更となったこの一戦。クレバレーが計3度のダウンを奪い快勝。2008年以来2度目の米国での一戦に勝利すると共に、保持する王座の4度目の防衛に成功しています。クレバレーには来年、対バーナード ホプキンス(米)の可能性がある事をオスカー デラホーヤ(米)が示唆しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビロリア、激戦を制し王座統一に成功

2012年11月21日 03時30分46秒 | 世界ボクシング
先週末17日土曜日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBA/WBOフライ級王座統一戦:
WBO王者ブライアン ビロリア(ハワイ)TKO10回1分1秒 WBA王者エルナン マルケス(メキシコ)

*注目の王座統一戦は予想通りの激しい打ち合いが展開されました。初回に右のカウンターをあわせたビロリアが先制のダウンを奪い主導権を奪います。5回、ダウンから回復したマルケスが猛攻をかけます。最初の2分、マルケスが攻めまくりビロリアをストップ寸前まで追い詰めます。しかしここでビロリアが右を再び当て2度目のダウンを奪い逆転。私(Corleone)はこの回、最初の2分間のマルケスの大攻勢を考慮して10対9でビロリアにつけています。

中盤戦はビロリアがリラックスしながらうまくアウトボクシングを展開。2度のダウンからか負い足の鈍いマルケス。ポイントを広げられていきました。

最終回となった10回。この回もマルケスが攻めていきます。今回待っていたビロリアのパンチは左。3度目のダウンを奪われ、その後にマルケス陣営がストップを要請しそこで試合終了。WBA王座を吸収すると同時に、WBO王座の3度目の防衛に成功しています。

フリオ セサール ミランダ、ジョバンニ セグラ、オマール ニーニョに続いてマルケスをも撃退したビロリア。対メキシカンに絶対的な強さを見せています。ビロリアは前座に出場したローマン ゴンザレスとの対戦を希望しているようです。


WBAライトフライ級戦:
王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア)判定3対0(116-112x2、118-110)挑戦者ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)

*世界戦3戦続けて米国のリングに登場しロマゴン。保持する王座の5連続防衛に成功。対ビロリア戦は実現するのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

渡部、世界1位を退ける

2012年11月20日 00時09分35秒 | 世界ボクシング
数時間前、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)ウェルター級戦:
王者渡部 あきのり(協栄)判定3対0(116-111、116-112、117-108)挑戦者プラウェート シンワンチャー(タイ)

*挑戦者プラウェートは、一階級下のスーパーライト級とはいえWBCで1位にランキングされている強豪です。これまでにライト級でPABA王座を、そしてスーパーライト級でWBCインターナショナル王座を獲得しており、5年前には敵地でWBAライト級王座に2度挑戦しています(1敗1引き分け)。

そんな強豪を相手に渡部は明白な判定勝利を収め、保持する王座の4度目の防衛に成功しています。また渡部は5回にダウンを奪っています。

戦績を27勝(24KO)4敗に伸ばした渡部。世界ランキング上位進出は確実でしょう。5年ぶりの黒星を喫したプラウェート。戦績は48勝(27KO)4敗2引き分けとなっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色々(11‐19‐12)

2012年11月19日 01時57分06秒 | 世界ボクシング
最近(2012年11月19日ごろ)のニュースです。

1)バーナード ホプキンス(米)が来年の3月9日、米国ニューヨーク州で復帰戦を行う可能性があるそうです。

2)WBCヘビー級王者のビタリ クリチコ(ウクライナ)は、来月17日までに引退か現役続行(といっても数戦のみ)かを決定するようです。

3)WBAは9月にミドル級のスーパー王座を吸収したばかりのダニエル ゲール(豪)の王座を剥奪しています。そのゲールは来年の1月30日、同国人のアンソニー マンディンを迎えIBF王座の4度目の防衛戦を行います。両選手は2009年5月に対戦し、その時はマンディンが2対1の判定で勝利を収めています。

4)今年5月にIBFスーパーミドル級王座を失ったルシアン ブテ(カナダ/ルーマニア)。今月3日にデニス グラチェフ(露)の保持するNABFライトヘビー級王座に挑戦。3対0(116-112、118-110、115-113)の勝利を収めるとともに再起に成功しています。

5)WBAスーパーバンタム級王者のギレルモ リゴンドー(キューバ)が12月15日、元王者のプーンサワット クラティーンデーンジム(タイ)を迎え5度目の防衛戦を行います。まとまった戦力の持ち主プーンサワットが普段の実力を発揮できればいい試合が期待できるでしょう。

6)その王座を保持していた下田 昭文(帝拳)が先日14日、ウーゴ パルティダ(メキシコ)を9回でストップし王座転落後4連勝(2KO)に成功しています。

7)せりジオ マルティネス(亜)は来年の4月27日、アルゼンチンで開催される方向で話が進んでいるようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョン、17連続防衛に成功

2012年11月18日 10時54分40秒 | 世界ボクシング
今月9日、シンガポールで行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦(スーパー王座):
王者クリス ジョン(インドネシア)判定3対0(119-109x2、117-111)挑戦者チョラターン プリャピンヨー(タイ)

*「ジョンもそろそろ王座転落だろう」と最近頻繁に聞かれます。今回の挑戦者は“フェザー級最強の挑戦者”と見られていたチョラターン。そんなタイ人を空回りさせ、大差の判定勝利を収めたジョン。17度目の防衛にせいこうしています。

これまでのフェザー級王座の最多連続防衛記録は1978年から1985年にかけてパナマのエウセビオ ペドロサが築き上げた19連続防衛。来年末までにその記録が更新される可能性アリ、と見ます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週末の試合予定

2012年11月17日 00時11分51秒 | 世界ボクシング
2012年11月第3週末の試合予定です。

17日 土曜日
英国
IBFスーパーミドル級戦:
王者カール フロッチ(英)対 挑戦者ユーセフ マック(米)

米国ニュージャージー州
WBCライト級戦:
王者アントニオ デマルコ(メキシコ)対 挑戦者アドリアン ブローナー(米)

米国カリフォルニア州
WBA/WBOフライ級王座統一戦:
WBA王者エルナン マルケス(メキシコ)対 WBO王者ブライアン ビロリア(ハワイ)

WBAライトフライ級戦:
王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア)対 挑戦者ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)


18日 日曜日
神戸サンボー・ホール
OPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級戦:
小國 以載(VADY)対 挑戦者ロリ ガスカ(比)


19日 月曜日
後楽園ホール
OPBFウェルター級戦:
王者渡部 あきのり(協栄)対 挑戦者プラウェート シンワンチャー(タイ)

*渡部はすでに日本王座を返上しています。


21日 水曜日
豪州
IBOクルーザー級王座決定戦:
ダニー グリーン(豪)対 シェーン キャメロン(ニュージーランド)


23日 金曜日
神戸サンボー・ホール
日本スーパーフライ級戦:
帝里 木下(千里馬神戸)対 挑戦者大庭 健治(Fukuoka)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮崎、藤本の王座挑戦が決定

2012年11月16日 00時15分48秒 | 世界ボクシング
12月31日、大阪ボディーメーカーコロシアムで予定される試合です。
WBAミニマム級王座決定戦:
宮崎 亮(井岡)対 ポンサワン ポープラムク(タイ)

OPBF(東洋太平洋)ヘビー級王座決定戦:
藤本 京太郎(角海老宝石)対 ソロモン ホウモノ(豪)

*日本選手の王座獲得が期待される両試合。最軽量級と最重量級の組み合わせ。意外な稀なケースでしょう。

またこの興行には井岡 一翔(井岡)も試合を予定しています。ライトフライ級での世界挑戦になるのでしょうか?近日中に決定するでしょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウラジミール、巨人に快勝

2012年11月15日 00時50分29秒 | 世界ボクシング
先週末10日土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
IBF/WBO/WBA(スーパー王座)ヘビー級戦:
王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)判定3対0(120-107x2、119-109)挑戦者マリウス ワッフ(ポーランド)

*個人的に結構楽しんで見られた試合でした。

ウラジの今回の挑戦者は、体格で王者を上回るポーランド人。実力的に世界挑戦の資格はあるのかと疑問符が打たれていましたが、少なくとも体力的には世界トップクラスであることを証明しています。

試合開始早々の左ジャブの打ち合いで、ワッフのジャブがウラジに届いていたのには驚かされました。これまでの挑戦者はパンチを当てる以前に、ウラジの長い距離を詰めるところから試合を組み立てていかなければなりませんでした。またクリンチ際に体力負けをしていたのはウラジ。これにも驚かされました。

ほぼウラジのペースで試合が進行していったこの試合。5回終了間際にワッフの右でウラジがグラリ。このパンチでウラジはダメージというより、驚かされた感があります。

8回、ストップが早いレフェリーだったら試合を止めていたようなウラジのワンサイド・ラウンド。しかしこの回の終盤、ウラジは少々打ち疲れを見せていました。

いつになく気合が入っていたウラジ。以前指摘されていたスタミナのなさ、気持ちの弱さを見せることなくフルラウンドを戦っています。フットワーク、上体の動き、左ジャブを12回に渡りフル回転させることを証明できたのは大きな収穫ではないでしょうか。改善点はボディー攻撃。この試合、一発もワッフのボディーにパンチを放ちませんでした。もし一発でもボディーへのパンチを放っていたら早期決着も可能だったかもしれません。

2006年4月に獲得したIBF王座は13度目、2008年2月に吸収したWBO王座は9度目、そして昨年7月に合併したWBA王座の3度目の防衛に成功したウラジ。次戦は誰と対戦するのでしょうか。

会場には白髪がかなり増えた“ロッキー”シルベスター スタローン氏の姿も見られました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加藤、指名挑戦者を粉砕

2012年11月14日 04時31分56秒 | 日本ボクシング
先週9日金曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライト級戦:
王者加藤 善孝(角海老宝石)TKO5回2分53秒 挑戦者川瀬 昭二(松田)

*これまでKO(TKO)勝利の少なさ、接戦の多さから低評価を受けていた王者加藤。今回の防衛戦では指名挑戦者の川瀬から4回に2度、そして5回に一つのダウンを追加しTKO勝利。2連続KO勝利を収めると共に、保持する王座の3度目の防衛に成功しています。

戦績を23勝(7KO)4杯引き分けにした加藤。比較的強豪選手が少ない現在の国内ライト級戦線。今後も防衛記録を伸ばしていくかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山中、五十嵐。共に防衛に成功

2012年11月13日 00時30分42秒 | 世界ボクシング
今月3日、ゼビオアリーナ仙台で行われた試合結果です。
WBCバンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)KO7回36秒 挑戦者トーマス ロハス(メキシコ)

*1年前に空位だった同王座を獲得した山中。強豪ロサスをKOで下し2連続防衛に成功しています。

同門の西岡 利晃、粟生 隆寛が敗れていく中、着実に防衛記録を伸ばしていく山中。次の防衛戦の相手は、12月22日に行われるマルコム ツニャカオ(真正/比)対 クリスチャン エスキベル(メキシコ)の勝者との対戦になる模様です。


WBCフライ級戦:
王者五十嵐 俊幸(帝拳)判定2対0(114-112x2、113-113)挑戦者ネストール ナルバエス(アルゼンチン)

*圧勝が予想されていた五十嵐ですが、南米の刺客相手に大苦戦を強いられました。次戦は強豪エドガル ソーサ(メキシコ)との対決が予定されています。その一戦での名誉挽回を期待しましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする