今月13日、有明コロシアムで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級戦:
王者武居 由樹(大橋)TKO11回2分17秒 挑戦者ブルーノ タリモ(タンザニア/豪)
*昨年3月にプロデビューを果たしている元K1王者の武居。今年の8月に行った5戦目で、初のタイトル戦で王座奪取に成功しています。今回の初防衛戦では、約5倍のキャリアを持つタリモと対戦。パンチを受けながらも前進を止めないタリモに手を焼きながらも、右目上を切り裂くなどしてリードを保ちます。最終的にはその傷が原因でTKO勝利を収めた武居。少々先物買いされている印象がありますが、一戦ごとにボクサーとしての戦闘値は確実に上がっているようです。
今後は亀田 和毅(Try Box平成西山)や岩佐 亮介(セレス)等、元世界王者や日本国内の強豪選手たちと、もしくは先日同級で試合を行っている元世界3階級制覇王者ジョンリエル カシメロ(比)との対戦が見てみたいですね。
下記はこの試合が終わった時点(2022年12月13日)での、武居が主戦場にしているスーパーバンタム級王者たちの顔ぶれです。
WBA(スーパー):ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/防衛回数3)
WBC:スティーブン フルトン(米/1)
IBF:ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/3)
WBO:スティーブン フルトン(米/2)
OPBF(東洋太平洋):武居 由樹(大橋/0)
WBOアジア太平洋:空位
日本:空位
スーパーフェザー級戦(8回戦):
OPBFフェザー級王者清水 聡(大橋)TKO2回終了 挑戦者ランディ クリス レオン(比)
*もう10年も前になるロンドン五輪に出場し、バンタム級で銅メダルを獲得した清水。昨年5月には森 武蔵(薬師寺)を下しWBOアジア太平洋王座も吸収。「世界挑戦近し」と思いきや、その後1年7ヵ月ものブランクを作ってしまいました。
14勝(6KO)22敗(13KO負け)5引き分けという散々な戦績のクリス レオンと対戦した清水は、当然の如く比国人を圧勝。無難なリング復帰戦を果たしています。
来春で37歳となる清水。そろそろ大勝負に出たいところです。