今週4日・日曜日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)ライトフライ級戦(王座決定戦):
ジョイ カノイ(比)TKO7回1分1秒 堀川 謙一(三迫)
*2000年4月にプロデビューして以来、コツコツとキャリアを積んできた42歳の堀川。今回が実に60戦目のリング登場となりました。対するカノイは、これまでにマイナー団体IBOとは言え、3度の世界挑戦(いずれも失敗)してきたこちらも筋金入りの選手。地味ながらも好カードがOPBF戦で実現しています。
7月に失ったタイトルの奪回に燃える堀川でしたが、序盤戦から比国人の強打にさらされてしまいます。2回に右フックでダメージを被ってしまったベテランは、その後も苦しい展開が続きます。迎えた7回、カノイのアッパーを食らい、キャンバスに送られた堀川。そこでレフィリーは躊躇することなく試合を止めました。
堀川がKO/TKO負けを喫するのは、2011年4月に元WBCライトフライ級王者エドガル ソーサ(メキシコ)が当時保持していたWBCフライ級インターナショナル王座に挑戦して以来のものとなります。
日本ライトフライ級戦(王座決定戦):
冨田 大樹(ミツキ)判定0対1(95-95x2、96-98)芝 力人(真正)
*上記のOPBF戦同様、岩田 翔吉(帝拳)が世界王座への挑戦前に返上した一つの王座の後釜争い。実力拮抗者同士の対戦は、どちらも明白なリードを奪えずに終了。痛み分けの末、王座は空位のままとなっています。
一つの地域王座が埋まったライトフライ級。2022年12月8日現在、同級のタイトル保持者たちは下記のようになります。
WBA:寺地 拳四郎(BMB/防衛回数0)
WBC:寺地 拳四郎(BMB/1)
IBF:シベナティ ノンティンガ(南ア/0)
WBO:ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ/2)
OPBF(東洋太平洋):ジョイ キャノイ(比/0)
WBOアジア太平洋:空位
日本:空位
WBOアジア太平洋ミニマム級戦(王座決定戦):
小林 豪己(真正)判定3対0(98-91、97-92x2)マルコ ジョン リメンツォ(比)
*昨年6月にプロデビューを果たしたばかりの小林。3倍のキャリアを持つリメンツォを終始コントロールし大差判定勝利。プロ僅か5戦目(全勝3KO)で早くも初のタイトル獲得に成功しました。今後が楽しみな選手です。
下記は2022年12月8日時点での最軽量級王者たちの顔ぶれです。
WBA(スーパー):ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/防衛回数15)
WBA(レギュラー):エリック ロサ(ドミニカ/1)
WBC:パヤン プラダブスリ(タイ/3)
IBF:ダニエル バジャダレス(メキシコ/0)
WBO:谷口 将隆(ワタナベ/1)
OPBF(東洋太平洋):メルビン ジェルサレム(比/0)
WBOアジア太平洋:小林 豪己(真正/0)
日本:重岡 優大(ワタナベ/0)