30年前の1992年6月23日、東京・両国国技館で行われた試合結果です。
WBCフライ級戦:
挑戦者ユーリ 海老原(協栄)KO8回2分59秒 王者ムアンチャイ キティカセム(タイ)
*確かこの日は、梅雨らしいぐずついた空模様だった記憶があります。
(得意の「鞭のような」右ストレートを放つユーリ。)
ソビエトのアマチュアの名選手が、プロ13戦目でプロの世界王者になりました。王者ムアンチャイは、世界2階級制覇を達成している実力者。そんな相手を前に、全くひるむことなく自分のボクシングを展開し、KO勝利を収めてしまうとは...。何とも凄い事です。
(北国と南国の強豪が、激しくパンチを交換する好試合でした。)
この試合が行われた興行のメインイベントは、俳優ミッキー ローク(米)のエキシビションマッチが組まれていました。一般的知名度が低かったユーリの、世界王座への挑戦を実現させるための客寄せ/苦肉の策ではありましたが、ユーリの鮮烈な王座奪取劇に水を差した事には変わりありません。
その後のユーリは、一試合ごとに安定度を増し、9連続防衛に成功し一時代を築きました。当時でもかなりの評価を得ていた選手でしたが、本来ならもっともっとその名が知られていてもおかしくない実力者でした。
「Simple is the best」を実証したユーリの伝説が始まったのは、もう30年も前になるんですね。