DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

「Best I faced」:イベンダー ホリフィールド(05‐03‐20)

2020年05月03日 12時53分10秒 | ボクシングネタ、その他雑談

米国のリング誌が不定期的に行っている「Best I faced」というコーナーがあります。これまで自分が対戦した相手で誰が一番強かったか、というインタビュー形式のものです。これまでに元WBCフライ級王者ポンサックレック ウォンジョンカム(タイ)、2つの暫定王座を含め世界4階級制覇を遂げたロバート ゲレロ(米)、そしてマニー パッキャオ(比)やWBCで3階級制覇を達成した長谷川 穂積(真正/引退)を載せてきました。

リング誌では定期的に載せられている同コーナーですが、ここ(Daispo World)では久しぶりになります。今回選んだのは、先日「この階級、この選手」で登場したイベンダー ホリフィールド(米)。この記事は、2017年の7月に掲載されたもののようです。

ホリフィールドは次の選手たちを、それぞれの分野のベストと挙げています。

ジャブの名手(Best Jab):
リディック ボウ(米)。1992年から1995年にかけて3度対戦した好敵手。ボウとレノックス ルイス(英)のみが、ホリフィールドをジャブでさばくことが出来たと言っています。しかしボウのそれはルイスのものを上回り、攻撃、防御の両方で有効に使っていたそうです。

防御の技術(Best Defence):
ドワイト ムハマド カウィ(米)。クルーザー級時代に2度対戦。1986年7月の初戦では、ホリフィールドが大苦戦の末判定勝利。自身初の世界王座、WBAクルーザー級タイトルを獲得しています。ホリフィールド曰く、「背が低く、猿のようにリーチが長い」。とても戦いづらかったと言っています。

頑丈なアゴ(Best Chin):
ジョージ フォアマン(米)。1991年4月に初のヘビー級王座の初防衛戦で対戦。何度もベストショットを見舞うも、倒すことが出来なかったと、フォアマンのタフネスに賞賛の声を挙げています。

パンチのスピード(Fastest Hands):
マイケル ドークス(米)。元WBAヘビー級王者で、ホリフィールドとはヘビー級転向後3戦目に対戦。ホリフィールドが10回TKO勝利を収め、WBC米大陸ヘビー級王座を獲得しています。ドークスのジャブは、常に違う角度から飛んできたとか。

足の速さ(Fastest Feet):
クリス バード(米)。2002年12月に、当時空位だったIBF王座を賭け対戦。常に自分より大きな選手と戦ってきたホリフィールドですが、バードには足を使われ逃げ勝ちされたそうです。 

賢さ(Smartest):
レノックス ルイス。1999年に2度対戦。とにかくゲームプランを遂行する賢い選手。そういえばルイスはチェスが好きでした。きっとそれが彼のボクシングにも影響を与えていたんでしょうね。

強さ(Strongest):
フォアマン。ボウ、ルイスがそれに続く。

パンチ力(Best Puncher):
フォアマン。彼がHardest Puncherだったようです。

技術者(Best Skills):
マイケル モーラー(米)。1994年と1997年に対戦し、1勝1敗の五分の戦績。ボウの技術者だったが、モーラーはバランスもよく、ボウのそれを上回っていたそうです。

総合(Overall):
ボウ、そしてカウィが2番手。

*これも見ると、ホリフィールドのキャリアの全盛期に対戦した選手たちが顔を揃えてますね。

コメント
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