DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

1年ぶりの内山、圧勝でV9(WBAスーパーフェザー級)

2015年01月13日 00時07分55秒 | 世界ボクシング
2014年の大晦日、大田区総合体育館で行われた試合結果です。
WBAスーパーフェザー級戦(レギュラー王座):
王者内山 高志(ワタナベ)TKO9回終了 挑戦者イスラエル ペレス(亜)

*強すぎるボクサーの宿命というべきか。対戦者候補が見つからないというマッチメークの関係で、ちょうど1年間実戦からご無沙汰していた内山。1年ぶりの試合とはいえ、毎日に節制の賜物でしょう。相変わらずの安定感を存分に見せつけ、実力者ペレスを9回終了時にギブアップさせています。南米からの刺客も悪くはなかったのですが、各ラウンド常にペースを握っていたのは王者でした。

内容的には内山の快勝でしたが、攻撃に波がないため少々つまらない試合展開でもありました。まあ、世界の強豪を相手に一貫して自分のペースを貫けるということ自体が内山の強みではありますが。この点はヘビー級のウラジミール クリチコ(ウクライナ)に通じるところがあります。内山とは違い、爆発力+現状での勢いがあるのがWBC王者三浦 隆司(帝拳)。内山はそれほど打たれ強い方でないだけに、現在対戦すれば両者の第1戦以上に緊迫感がある試合が予想できるでしょう。

興味深いのが9回終了時までの採点です。もちろん内山がリードしていましたが、公式採点は何と2対0(88-82、90-78、85-85)。数ラウンドアルゼンチン人のラウンドかも、と思われるラウンドがありましたがいくらなんでもイーブンはないでしょう。ちなみに私(Corleone)は89対82で内山。2回のみをペレスとしています。

ファンはもちろん、内山本人も定期的な防衛戦を行うことを希望しています。2015年は出来れば3試合見たいですね。また三浦との王座統一戦に興味がそそられていますが、それ以上に具志堅 用高(元WBAジュニアフライ級王者)が打ち立てた13連続防衛の記録を是非打破して貰いたいです。
コメント
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