DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

意見番(01‐02‐15)

2015年01月02日 00時13分33秒 | ボクシングネタ、その他雑談
当初は2014年の大晦日に載せる予定でしたが今日まで延びる形に。昨年の個人的感想をまとめてみました。

世界最重量級に変化:
もう何年になるのでしょうか、ヘビー級がビタリ、ウラジミールのクリチコ兄弟に独占され続けたのは?その状況が、兄ビタリが政治活動に本格的に専念したため変化しました。ビタリの後釜に就いたのが、実力ではかなり落ちるバーメイン スティバーン(カナダ)。しかし本当に注目しなければならないのは今月17日に予定されるスティバーンの初防衛戦、対米国の唯一の兵器であるデオンティー ワイルダー戦。この試合如何で今後数年のヘビー級の動向の予想が立てられる筈です。

4月に久しぶりに米国のリングに登場を予定しているウラジ。その一戦がWBC王者との4団体王座統一戦になるのか?注目です。

一昨年、日本で半世紀ぶりに行われた日本国内ヘビー級戦。スローペースながらも2014年にも決行されました。日本ヘビー級の層の薄さは相変わらずですが、年一でもいいので今後も定期的に王座戦を行っていってもらいたいですね。

暗雲のスーパーミドル級:
数年前まで大いに盛り上がっていたスーパーミドル級。しかし同級ならずボクシング界を牽引していくべきアンドレ ワード(米)がマネージメント問題に直面しリング登場はゼロ。カール フロッチ(英)がこなした試合も僅かに1と寂しい1年でした。ドイツ勢がWBOで幅を利かせているだけに、マイナークラス転落だけは避けられそうですが、同級の活況期は過ぎ去った様子。

メイウェザー、パッキャオ:
もういいです、「メイ対パックマン」戦が実現しようがしなかろうが。引退が囁かれるファン マヌエル マルケス(メキシコ)と揃って引退でも構わないでしょう。問題は彼らを継ぐ選手が育っていない事。アミア カーン(英)やキース サーマン(米)辺りにある程度期待が持てそうです。

いらないもの:
WBCシルバー、WBA暫定、各団体の必要以上に分散化された地域王座、そして最軽量級。

日本でもお馴染みのミニマム級。我が英雄リカルド ロペス(メキシコ)が長期政権を築いた階級でもあります。しかし一つ上のライトフライ級でも選手層の薄さは中々のもの。この2つのクラスが併合されれば、軽量級への注目も増す筈。

WBCはメイウェザーに対し、今後もウェルター級、スーパーウェルター級の2階級での王座保持を認めるような動きがあるようです。引退後、必ずやリング外で問題を起こすであろうと容易に予想がつくメイウェザーにそれほど肩入れをして何の得になるのでしょうか?

世代交代:
バーナード ホプキンス(米)、オマール ナルバエス(亜)の陥落は承知の通り。両選手ともまだまだ世界第一戦で戦っていけるでしょうが、彼らを打ち破った選手が出てきた事自体に新鮮味があり、ボクシング界全体で見ると良点ではないでしょうか。

話題性が少なかった2014年:
年末に日本で怒涛の如く世界戦ラッシュがありました。しかし2014年を通して見ると、ボクシング界は比較的話題の少なかった一年だったように感じます。

大きな話題と言えば6月にミゲル コット(プエルトリコ)がセルジオ マルチネス(亜)を予想外のワンサイドマッチで破った事と、先日、井上 尚弥(大橋)がナルバエスを相手にこれまた予想外の速攻勝利を収めた事ぐらいではないでしょうか。マルコス マイダナ(亜)もメイウェザーに2連敗を喫した2014年は、アルゼンチン・ボクシング界にとり、少々苦い年だったようですね。

今更ながら「もしワシル ロマチェンコ(ウクライナ)がプロ2戦目で世界王座を奪取していればな~」と少々悔やまれます。
コメント (2)
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