DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ブレーマー、強豪を退ける

2014年04月11日 03時48分23秒 | 世界ボクシング
先週末5日、ドイツで行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦(レギュラー王座):
王者ユルゲン ブレーマー(独)TKO6回開始 挑戦者エンゾ マカリネリ(ウェールズ)

*昨年師走にWBA王者としてライトヘビー級の世界王者に返り咲いたブレーマーの初防衛戦。挑戦者は一階級上のクルーザー級でWBO王座に輝いている長身の強打者マカリネリ。

試合はブレーマーが重量級とは思えないキビキビとした動きで挑戦者を圧倒していきます。鋭い右ジャブ、そして豪快な左で試合をリード。初回、バッティングのために右目じりをカットした王者ですが、それが試合に影響を与えることはありませんでした。

逆に挑戦者は2回に右目を大きく腫らし始めます。3回にはすでに右目というより右顔半分が腫れていたウェールズ人。パンチによるダメージを被ることはありませんでしたが、同回にはこの試合最初のドクターチャックが入るなど劣勢のイメージを拭えません。

4回終了後のインターバル中、「後一回のみ」と陣営から釘を打たれた挑戦者。5回終了後のインターバルでは、相手のパンチが「見えない」とセコンドに告白。結局はその回で棄権を申し出ています。

    

一方的な試合内容で2度目の王座の初防衛に成功した王者。地味な存在ではありますが、中々の強豪ぶりを発揮しています。逆2階級制覇失敗に終わった挑戦者。まずは傷の回復を待ちましょう。
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