キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ウクライナは対岸の火事じゃない

2022年11月22日 | Weblog
最近、伊藤貫がYouTubeの色々な番組に出てきて、日本は早ければ来年中国の属国になって仕舞うと警鐘を鳴らしているが、可能性としては無いわけじゃ無い。
習近平は台湾を香港と同じように、完全な管理下に置くことが大きな政治目標であり、力が弱っているアメリカが、もしウクライナ戦争に軍を派遣して参戦することになれば、二面作戦が不可能だから、中国が台湾への軍事侵攻をしても反撃する可能性がほとんどない。
それが分かっているアメリカは、先日のポーランドへのミサイル攻撃をロシアである可能性は低いとすぐさま発表した。
この慌てぶりを観ても、ウクライナへの軍隊投入はほとんどないことが分かるが、ロシアからNATOへの明確な攻撃があれば当然全面参戦するを得ないわけで、日本も暢気に構えている場合ではないことは明らかだ。
アメリカとしては、すでに自国の軍事産業の在庫を一掃しているし、穀物メジャーも石油メジャーもたっぷりの利益を得ているが、彼らにとって今と同じ状態がこのまま続くことが最も望ましいわけだ。
しかしこれを観たプーチンは、今までの手ぬるいやり方から、徹底したライフラインの破壊へと歩を進めることは間違いない。
自国の運命を他国の思惑で左右されるウクライナの失敗は、独立するときに核を手放したことに尽きる。
ひるがえって日本の状況をみれば、核を持っている北朝鮮に一目を置かざるを得ないアメリカが日本に対しては頭ごなしに何でも要求してくる、それが何を意味しているか分かるはずだ。
今アメリカの最大のライバルは中国だが、この国がこれだけの発展をする前には、日本とドイツを仮想敵国として、この二つの国が二度と刃向かうことが無いように軍備と核保有を未来永劫させないことを基本方針としてきた。
一国で世界の統治が出来ない以上、この2国に対して再軍備核保有を認める可能性はあるのだろうか、その気配が観えた時にすぐさまそれに呼応しなければならないが、国内にそれをするだけの準備が無い。
伊藤貫が今までとは違って、これだけ多くの媒体で髪振り乱して熱弁しているのには訳があるあるはずで、それを察知するだけの政治的感性が日本の政治家にあればいいが、先ず駄目だろう。
となると、最短で来年中国の属国になるという彼の予言は実現の可能性がかなり高い。

ようやく郵便局ではがきを買って、喪中の案内状を出した。
無料のテンプレートをあれこれ探したが好ましいのが無く、要はシンプルで品の良いのが無く、無地で出すことにしたが、郵便局のオネエサンが喪中のですかと聞いてくれて、そうだと答えると、表の切手の部分にそれっぽい柄のものがあり、それを購入したが、皆さんから来た喪中の葉書を見たらみんな同じだった。

昼はラーメンだった。
妻が叉焼の後に作った煮豚が大量にあり、それを消費するためなのだが、年のせいなのかあまり頻繁に出されるせいなのか、すっかり肉が嫌になった。
以前は和牛の霜降りのステーキだと200gはペロッと食べたが、今では細かく切ったのを1,2枚食べるともうそれでいい。
食後に無花果とかりんとうを食べた。

プレシネは、「As Good As It Gets」ジャック・ニコルソンが潔癖症で偏屈な小説家を演じ、実生活での恋は不器用だが、恋愛小説の人気作家というこの設定が、そもそも物語を成功させるんだなあ。
夜のプレシネは、リチャード・ギアの「Shall we Dance? 」だったので、この人二枚目だなあと思って観ていたが、昼のジャック・ニコルソンはどう見ても二枚目じゃないけど、よく出てるんだよな。
二人ともアイルランド系なんだけど、全然違うね。
ともあれ、映画を観て主演男優の名前が分かるというのは大きな進歩で、6年間観ているとこんなことになるんだねえ。
映画の善し悪しも結構わかるから、やっぱり質より量なんだ。

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二宮の選挙もおとなしくなった

2022年11月21日 | Weblog
今日は二宮町の町長と町議選挙投票日だ。
朝から曇っていて陰湿な感じがする天気でこんな時の投票率は高いのかもしれない、カラッと晴れてれば皆さんお出かけしてしまうだろうからね。
この年になるまで、誰が町長になろうが町議になろうが全く気に掛けていなかったが、町内会長などやって行政の一端に係わっていると、やや興味が出るもので、とは言ってもどの人がどのような仕事をやって来たのかもわからないのだが、まあ、大概の人は立候補者の業績など知らないで、ポスターの写真の写り具合を見て投票しているんだと思う。
実際、トップ当選するのは最も美人に写っている女性候補のことが多く、思えば、CDを買う時にも同じ動機だし、業績を熟知するためにはそうとうな時間を投じて資料を読み込まなくちゃいけないし、多岐にわたるお勉強も必要で、それだけの手間暇をかけるなら自分で町長か町議になった方が手っ取り早い。
二宮の選挙はいつもこの時期に行われるが、子どもの頃は選挙日が近付くと街角で一斗缶に薪を入れて燃やし、よその運動員が地盤に入って票をひっくり返すのを見張っていたもので、昨今のアメリカの選挙よりましかもしれないが、これ以外にも明らかに公職選挙法違反の行為がまかり通ていた。
選挙と云うとその非日常の活気が楽しかった記憶があるが、昨今はいたっておとなしい選挙になっていて、順法は好ましいことだが何だか張り合いが無くて詰まらないね。

昨夜も1時過ぎまでクラフトジンやカルバドスを舐めながら音楽を聴いていた。
好みの楽曲を朝と夜にカテゴライズして纏めてあるファイルがあり、夜になるとこの「夜」の方を開いて、その中から好みのものを聴いているのだが、選ぶ楽曲はいずれも古いもので、若い頃に聴いていたものばかり、父がTVで懐メロを楽しみにしていた気持ちが良く分かる。
良く聴く楽曲に荒井由実の「まちぶせ」があり、三木聖子と石川ひとみが歌っていて、コアなファンは三木聖子のものを取ることが多いが、確かに中々いい。
この人「悪魔のようなあいつ」で女優デヴューして、沢田研二演じる3億円事件の犯人加門良の妹いづみを演じた。
1975年、毎週このTVドラマを観ていたが、三木聖子の記憶は全くない。
ドラマの主題歌「時の過ぎゆくままに」は、阿久悠がボギー主演の「カサブランカ」で流れる「As Time Goes By」に触発されて作った曲で、コード進行が簡単だったのでギターを奏でながらよく歌ったが、「まちぶせ」の方は、石川ひとみがヒットさせるまで知らなかった。
荒井由実が提供した歌で、アグネス・チャンが歌った「白い靴下は似合わない」も好きでよく聴いたが、何れも半世紀近く前の曲で、大懐メロだね。

ちなみに、今朝早く選挙結果を見たら、町長は現職の女性町長がぶっちぎりで勝った。
町議はうちの近所から出た年配の新人候補一人が落ちた。
レッドウエーブもさざ波だったが、相模湾もなぎだった。

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隠居のジジイに訊かれてもね

2022年11月20日 | Weblog
近頃読書がすっかり疎かになっているが、芸術の秋、音楽を聴くのも悪くないでしょう。
にしては、そのレベルが低いって声が聴こえる、主に妻がのたまわっているのだが、職業に貴賎なし、まして音楽においておやだ、コンチクショー。
敵は何故だかベートーベンが好きで、こちとらウイーンに行ったことが無いから、親近感もわかず、もっぱら生家を訪れたことのあるモーツアルトを贔屓にしているが、ベートーベンのあの深刻な顔がそもそもいけねえ、我がモーツアルトにはあのおちゃらけた手紙があるってんだ。

朝からついエキサイトいたしまして失礼しました。
お手紙はどちらかと云うと文学のカテゴリーかも知れませんね。
今朝も湘南は穏やかな小春日和、志を立ててもこの快適な陽気にすっかりのぼせ上って、足元が定まらないから、遠くまで行くことも出来ず、食うに困らないからまあまあこの辺でと、生涯小事に係わって、それ故この辺りから大人物は出ない。
まあ、そんな土地柄ではありますが、我が故郷ゆえ大変愛着があります。
東京から1時間15分、前は海後ろは山の良い土地柄なのに人口減少が問題だとか、後20年ほどで2万6千人まで減ってしまうとのお話、その何が問題かと云うと、どうも税収が減少して町の財政がひっ迫するらしい、まあ、その頃まで生きちゃいねえからどうでもいいんやってことなんだけど、そもそも昔はもっと人口が少なくてやり繰りできたのに、一度贅沢を知ってしまうと生活の質を落とせないってお話なんじゃないのか。

こういったことを云うときっとお叱りを受けることになるんだけど、生活が困窮して無料の食糧を取りに来る人の姿を観ていても、つぎはぎの当たった衣類を着ている人など見当たらない。
昔は裕福でなくともつぎはぎをして長く着るのが当たり前だったのに、確かに世界の製造工場中国が動き出してからモノの値段が格段に下がり、少し悪くなったらポイっと捨てて新しいのに買い替えるという風潮が80年代の頃から出てきた。
着るものと食べるもののビンボーの度合いはイコールじゃなきゃおかしいのに、要は出費の比重が狂ってるんじゃないのかと思うわけよ。
人間衣食足りて礼節を知ると云うけれど、どちらかと云うと食の方が優先で、衣の方は寒さが防げればいいってのが最低ライン、食の方は必要なカロリーと栄養が無いと死ぬからね。

思えば僕も退職後はわずかな年金で親子3人が暮らすビンボー生活。
6年前に隠居生活になったときにパンツが15枚ほどあってこれで一生買わないで済むと思ったが、擦り切れたりゴムが延びたりして今では8枚ほどに減ってしまったので、その内買わなきゃいけない。
靴下も30足あったのが残りわずかで、この間買い足した。
でも、シャツやズボン、上着などはほとんど買ってない。
ズボンは太って入らなくなってこの春3本買ったが安物だ。
セーターなどは保管が悪いから虫に食われて穴が開いているが、そういったものは寝間着となっている。
以上のような状況で、我が家の出費の多くは食料品だ。
毎朝JAに野菜を買いに行くが価格的にはこの辺りで最も安い、SMで買う気になんてならない、魚も妻がマサで買っているが、丸を買ってきて捌いているので驚くほど安い。
ウルメ鰯が10尾300円とか伊佐木が5尾で400円とかそんなレベルだ。
一応、株式会社イナリヤト食文化研究所を主宰しているので、二宮の野菜と相模湾の魚を如何に料理するか研究しているが、要はどうすれば美味く喰えるかを考えているわけだ。
しかも、分かったことは素材が新鮮な場合は、なるべく手を加えないことが一番だということで、そんな事当初から予想されていた。
にしても、生活にに対する食費の割合がベラボーに高い、いわゆるエンゲル係数が高いのだ。
これが一般的なビンボー人の出費パターンの特徴で、ここから導かれることは、やっぱり衣より食が優先されるってことだ。
で、この人間存在の最後の砦、食が他のものをすべて諦めてひっ迫しているとすれば問題だが、どうもそうじゃないような気がしている。
要は貧困層が増えて大変だ大変だと大騒ぎしているが、餓死者が出るまでには未だずいぶん時間があるので、喫緊のことではないことは誰もまともに考えていないということだ。

行政と云うのはどうもバランスシートを作らないようだから、町の資産がどれだけあるのか分からないが、財政が潤沢な時に時の町長などが、人間の通例として自分の足跡を残すために過大なインフラを作っていることがが多く、人口減と共にそれらのインフラがデカすぎて稼働効率が落ち、しかも管理費がベラボーにかかっているのではないだろうかと疑っている。
はっきり言って何がどうなっているかは精査してみないと分からないが、人口減少に対していかに対処するかという課題を与えられても、そんな事分かればこんなところで逼塞していない、無能なジジイに気軽に過大な課題を与えるもんだなあと驚いている。

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ベトナムからのメッセージ

2022年11月19日 | Weblog
二階の机の周りにCDが雑然と積まれているが、新たなものを購入するだけでなく、死蔵されているものも大きな欲望に駆られて購入したわけで、今朝は目に付いたガブリエラ・アンダースの「wanting」とキャロル・キングのベストアルバムを階下の持ってきて聴いてみた。
ガブリエラはアルゼンチン育ちのためラテンの要素が強いJazzで、1998年に発売されたこのシングル・ファーストアルバムの評判が高かった。
その後2枚アルバムを出しているようだが入手困難で、3年前に唯一このアルバムが中古市場で入手できたのだ。
当時ジャズアルバムを怒涛購入していたので、一度は聴いたが、じっくりと聴いた覚えがない。
悪い性格のようだが、悪いばっかりじゃなく、一時の熱狂が覚めて再び興味が湧いてきたときに、手元にふんだんに資料が揃っていると一気に没頭でき利点もある。
このアルバム、朝の空気とも合う爽やかさと大人っぽい雰囲気で、夜聴いてもいいんじゃないか。
根がボサノヴァ好きだから、南米出身のジャズシンガーを好むところがある。
キャロル・キングは、「つづれおり」がヒットしていた1972年に、五輪真弓のファーストアルバム「少女」のバックアップをしていて、その記憶が強いが、その後、全く聴かなかったな。
この人もユダヤ人で、若い頃にポール・サイモンと一緒に音楽活動をしていたらしいが、音楽界での横の繋がりは凄く強いんだろう。
この人も基本的に、メロディラインが綺麗な落ち着いた大人の楽曲を書く人だ。

この2枚のアルバムをJA湘南に出かけるまで聴いていたが、僕の嗜好はJazzっぽいものにあるんだなあと思った。
出かけるとき人形たちに般若心経と法華経をかけて、線香を立て最後の供養をした。

JAでは、無花果、ブロッコリー、間引き人参を買った。
家に帰ると妻が家の掃除をしていた、来週知人を呼んで家でワイン会をやるので、今から整理整頓をしていかないと、とてもじゃないけど追っつかない。
チョット手伝うふりをしてから、町に提出する書類の校正をしてメールで送り、その後は凄く久し振りにMANISHを聴いた。
この廉価版のCDは今は手に入らない貴重なものになっていて、CDも書籍同様思い立った時に買っておかないと一生縁が無いなんてことになりかねない。
イイと思ったらすぐに手に入れる、特に女性に関してはこの心得が大変重要になります。

昼は昨日買ってきた食パンを食べることにしたが、トーストにしてバタと辛子を塗り、レタス、春菊、ロースハム、ソーセージ、イチジク、人参などを載せて食べた。
アールグレイとインスタントのポタージュスープとミルクを飲んだ。

プレシネは二度目になる西部劇だったが、クラウディア・カルディナーレが、若くてふくよかで色っぽかったな、でも声としゃべり方が好みじゃないなあ。

供養を終えた人形やガラスケースなどを妻がせっせとビニール袋に入れた。
供養をしたとはいえ、人の姿をしているから魂がこもっているようで処分するのは気分が良く無いもんだよ。
人形とペットは買ってはいけない。

頼んでおいた日野美歌の「Kiss Me よこはま」が届いて小躍りしたが、それもつかの間、演歌のアルバムでガックリきた。
オリジナルアルバム3枚のうち2枚はポップス系で好ましいんだけど、演歌系の歌手の場合、レコード会社はヒット曲に演歌のカヴァー曲が入ったものを多産する習わしがある。
1985年のアルバムだったので、ジャケットの写真はひどく魅力的、思えばこのとき23歳で綺麗な盛りだったねえ、ヒット曲は「氷雨」くらいだったから、こんなごった煮のようなアルバムになって仕舞ったのが本当に残念だ。
でもカヴァー曲のテレサ・テンの「愛人」は良かった。
こまめにこのタイプのCDを手に入れて、好みのものを拾い集めてマイベストセレクションを作るしかないようだね。

人形と一緒に置時計や装飾品など色々なものを処分したが、妻が井草のようなもので編んだ円筒形の直径5㎝高さ7㎝の小物入れのようなのを持ってきて、どうする?てっ聞くので、手に取ってみたら子どもの頃に隣の共産党のオジサンがベトナム戦争の支援のために販売していたもので、蓋は埃まみれだったけど、拭いてみると色合いが蘇り、手編みなので半世紀以上たっているのにしっかりとしていた。
凄いもんだなあと感心した、こういったものを作らなきゃいけない。
何百万人殺されてもギブアップせず、独立を勝ち取ったんだから、一度負けたくらいで70数年しっぽを振り続けている日本人とは出来が違う。
戦火の中、不安を抱えながらも女性が丹精込めて編みこんだのだろう、捨てるなんてとても出来ない。

4時過ぎに大磯方面に散歩に出た、夕焼けが綺麗だった。
富士山も灰色のシルエットで良かったなあ。

晩飯はニザ鯛の刺身とエビチリソースと大根の葉と油揚げの炒め煮と豚汁だった。
飯の前に小腹が減ったので無花果と柿と南部煎餅を食べていたのに、食が進んで、オールフリーを飲みながら、最後はかりんとうを食べていた。
中途半端な運動は食欲を増進させダイエットの敵だなあ。

喪中の葉書が色々とやってきているが、皆さんそういう年ごろなんだなあ、うちも母が亡くなっているので出さなきゃいけない。
こういった作業が苦手なんだよなあ、しかも住所録が前のパソコンに入っていて、今年1月まで使っていたのにパスワードさえ忘れていて、滅茶苦茶苦労してやっては観たが途中放棄だからね。
やってられねえやと思うから、クラフトジンについ手が伸びて、もちろん音楽は聴いていて、西島三重子の「浪漫」竹内まりやの「Impressions」グリモーのブラームス・ピアノコンチェルトなどなど1時まで聴いてしまった。

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人形供養

2022年11月18日 | Weblog
昨日借りてきたガールポップの中で、特に松阪晶子がいい。
この人、高校入学の時に担任の顔に熱いお茶をぶっかけて自主退学しているという激しい女性だが、ジャケットの写真からその片鱗がうかがわれる。
3枚のアルバムを出して忽然と消えてしまったが、きっと盛岡で親の民謡教室かなんかを継いでるんじゃないかなあ。
ともあれ、こういった経歴の人には興味が湧くもので、手元にあるのは3枚目のアルバム「花のかけら」なので、他の2枚「夢を眠らせない」「伝わりますか」がどんなものかと思って中古のCDを検索した。
結構廉価で入手可能で、かなり売れたことをうかがわせるが、最初の2枚とこの3枚目は趣が違って、大人っぽくバラードっぽいとのこと、とすれば、これが一番いいアルバムなのかもしれない。
AmazonPrimeに3枚ともあるので聴いてみたが、確かにチョット曲調が違うけど、大人になったのだろう。

午前中は日が出ていい天気だったが、昼過ぎから雲が出て陰鬱な感じに変わった。
JAでは無花果、大根、人参を買い、帰りの農家の直売所でミニトマトとキウイフルーツを買った。
昼は鍋焼きうどんだったが、これからはこれが多用されるだろう。
無花果とキウイフルーツを食後に食べ、プレシネで「嵐が丘」を観たが、ブロンテの原作だけあって心理分析が面白い。
恋というのは、もつれてしまうとこういった悲劇的な結果になるが、当人の性格によるところも大きい。

何だか身体がだるいが、ここ二日ばかり夜中にカルバドスやジンを飲みながら音楽にふけっていたことが原因だろうね。
舐めるようにしているが4時間も聴いているから、ちりも積もれば山、五月雨をあつめてはやし最上川の例えのとおり、可成りな量になっているのだろう。

妻が母が集めた人形を処分したいらしいが、作者が魂を込めているので、処分するのに厄介なんだよね、これが嫌なので僕は滅多なことで買わない。
残しておきたいと思うような好みのものがあるわけじゃ無いが、母の思いがこもっているので捨てがたい。
奥のテーブルに一堂に並べて、二つ三つ良さそうなものを残して、他は供養をしてから処分することにした。

そういや今二宮は選挙で終日候補者が町中を走り回ってお願いしますと声の限りをあげている。
未だ序盤だから声が枯れてないが、その内ガラガラ声になって如何にも最後のお願いって感じになるだろう。
4時前に散歩に出かけ、南へ歩き、海の中道を梅沢の方向へ歩いた。
帰りがけに駅で食パンを買った。

家に帰るとイギリスに頼んでおいたシベリウスのバイオリン交響曲ニ短調と仙台から真梨邑ケイのStandardのベストアルバムが届いていた。
シベリウスのCDは、イギリスからの方が廉かったから頼んだが、ロイヤルメールで到着するので乙なもんだ。
ピアノ協奏曲ばかり聴いていたので、本来キキーとうるさく感じるバイオリンが新鮮に感じた。
真梨邑ケイのCDは、中々なくてね、ジャズスタンダードが10曲入っているが、本体には発売日時の記載が無かったが、調べてみたら1988年に発売されたものらしい。
正式なアルバムではないんだねきっと、ジャケットの写真も良く無かったが、それでも9曲は初めて聴く曲だったのでチョット嬉しかった。

晩飯は風呂吹き大根、うな丼、キャベツと豚肉炒め、大根の葉と油揚げの炒め煮、チーズトースト、南部煎餅で、昨夜開けたタラゴナの赤を飲んだ、一日置いたら随分と美味くなっていた。

クラフトジンを片手に新着のアルバム2枚を聴き、人形を机に並べ般若心経、法華経、モーツアルトとフォーレのレクイエムで供養し、その後、グリモーのアルバム2枚と日野美歌、竹内まりやのアルバムを聴いたので遅くなってしまった。

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平塚までのサイクリング

2022年11月17日 | Weblog
昼、妻がやたらと派手なポークソテを作った。
ソースはマッシュルームと玉葱が入った赤ワインと香辛料の聴いたものだったが、ロースの厚みが2㎝以上あり、喰いごたえがあったが、厚すぎてソースの味わいが全身に行き渡っていなかった。
大男総身に知恵が回りかね、って嫌な言葉を思い起こすね。
何でも過剰を好む妻はバランスに欠けるんだけど、これは一体何に由来しているんだろうね。

朝、JAで仕入れたブロッコリーが添えてあったのが良かった。
前の晩急にブロッコリーが喰いたくなり、食人途中で茹でて食べたが、一個丸ごと食べちゃった。
時々特定の野菜を無償に欲することがあり、ハワイにいた頃、ビンボーだったので、大統領の言葉通りTボーンステーキを毎日のように喰っていた。
今もそうかもしれないが、当時は牛肉が一番廉かった。
ある日突然キャベツが喰いたくなって、丸ごと茹でて食べつくした。
肉には玉葱が絶対必要だが、加えて緑黄野菜が必要なんだろうな。

1時間ほど食休みをして、平塚へ自転車でCDを取りに行った。
この前は日曜日に行ったが、ケツの痛みも無くなり、運動を兼ねてまた行こうという気になったのだ。
前回は帰りの西風に喘いだが、今回は無風に近いのでその懸念はなさそうだ、とはいえ帰りにはばてるので、ひじょうにゆるりとペダルを踏んだ。
3時前に駅について、3Fの図書館の出先機関でCDを6枚返して6枚借りた。
そのまま5Fのさくら書店へ行き新館を眺めた。
「文豪たちが書いた酒の名作短編集」彩国社、橋爪大三郎・大澤真幸「おどろきのウクライナ」集英社新書の2冊を買った。
彩図社は聴いたことが無かった版元だが、調べてみると1991年創業とかなり古い、文庫本だが、版元は文庫と名乗っていないらしい。
今まではルポやハウトゥー物のような本を出して、幾つかのヒットがあったらしいが、この編集本は、夢野久作の短編が二つ入っていて、安吾、未明、芙美子、かの子、梅崎、龍之介、諭吉、百合子、小池じゃないよ、賢治、太宰、与志雄とセレクションが渋くて好みなので、思わず手に取ってしまった。
早々、夢野久作の2編を読んだが、面白かった。
「おどろきのウクライナ」は、編集者がつけたタイトルに違いなく、ウリを意識しているなあと思ったが、橋爪大三郎のものはとにかく買うことにしている、橋爪の論調は多分思っている通りのものだと思うが、大澤真幸の見解に興味がある。

オネエサンのところで、チーズパン、クルミパン、カレーパンを買った。
オネエサンTVを観ないようにして5㎏のダイエットに成功したとのこと、TVには食欲を増進させる作用のあるサブミナルが組み込まれているとのことだ。

大磯の娘の店に寄り、赤ワイン2種とシェリー2種を飲んで、タラゴナの赤ワインを買って5時前に帰ってきた。
かりてきたCDをざっと聴いてみた。
大西順子「WOW」は、ストリーミングでよく聴いている彼女のデヴューアルバムだ。
他は、初めてその名前を聞く、松田樹利亜、鈴里真帆、石岡美紀、奥井亜紀、松坂晶子で、松田は元気のいいロック、鈴里はチョット暗さのあるロック、石岡は大人しい感じだが、途中からフラメンコに行ってしまった、奥井は元気な歌声、松坂は盛岡出身で両親が民謡をやっていて、高校入学直ぐに担任の顔に熱いお茶をぶっかけて自主的に退学したような激しいところがあるんだけど、歌い方は民謡の素養があるのか抜群に上手くて好みだな。
何れにしろ、皆さんのアルバムをもう少し聴き込んでみないと本当のところは分からない。

グリモーの6枚組BOXも着いたので、結構忙しい。
ただし、2枚は完全に同じアルバムを持っていて、半分は既に持っている楽曲だ。

晩飯は鶏のつくねと大根スープ、環八の刺身だったので、8月に吞んで忘れていた「宮の雪」純米を吞み、沖縄の「島唄」を呑んだ。
赤ワインを飲むつもりでチーズパンとクルミパンを買ったので、トーストにしてタラゴナの赤を開けて飲んだ。
昼に作ったポークソテもあり、無花果、ビスケットなどを肴に、飲んでいたら娘がやって来た。
小一時間で飯を食って帰っていったので、奥の部屋に移動して零時まで音楽を聴いた。

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聴き比べ

2022年11月16日 | Weblog
今日も昨日の天気を引きずっていて、朝目が覚めたら雨さえ降っていてチョット意外だったな。
今日は小春日和だとばっかり思っていたのでね、肌寒かったから風呂に入ってたっぷり温まった。
風呂から出て体重を測ってみたら1㎏ばかり増えていたので慌てた。
夏の間はストイックにアルコールを断ってオールフリーを飲み続けたが、最近は寒くなってきたのでどうも積極的に飲む気にならなくて、しかも、甘いものを食べるようになったから、ヤバいとは思っていたのだが、こうやって数字を目の当たりにすると狼狽える。

朝飯は、塩鮭、サバの味噌煮、風呂吹き大根、ピーマン卵炒め、ほうれん草炒め、茄子と豆腐とシメジの味噌汁と候補があったが、何しろ体重増加を知ってしまった以上、ちったあ気にしねーといけねえから、塩鮭とピーマンと卵炒めをやめた。

奥の部屋にやってきたら、南沙織のファーストアルバム「17歳」が目に付いて、これをオンキョーの方で聴きだしたら、元ファンクラブ会員で根が好きだから、後を引いて6枚組のアルバムを探し出して聴いた。
ヒット曲以外の曲が多いんだけど、それがなかなかいいんだよ。
それで急にその気になったわけじゃ無いんだけど、グリモーに6枚組のアルバムがあり、こっちのは廉価版で、PCに取り込むときにトラブルらしく、しかも既に買ってあるアルバムとダブるんだけど買うことにした。
アルバムが1枚だとチョット真剣に聴いちゃうところがあるけど、6枚だと流して聴くから、趣が変わるんだよね。

小雨の中、帽子を被って自転車でJA湘南へ出かけた。
無花果、隠元、白菜を買った。
帰りに図書館へ寄りタンゴのアルバムを借りた。
もちろんタンゴなんて良く知らないし、踊れないけど、ラ・クンパルシータだけは知っている。
で、何でこんなの聴こうと思ったのかって思うでしょ、西島三重子と中森明菜にタンゴの楽曲があり、それがいいんでね。
アルゼンチンタンゴとかコンチネンタルタンゴとかいうけど、その差も分からないが、取り合えず名曲集ってのを3種類借りたらCD5枚あり、これ聴いてみれば何となく分かって来るんじゃないかって目論見なわけよ。

家に帰って白菜を漬けた。
胡瓜が無くなっても糠漬けが出来ないわけじゃ無いけど、やっぱり胡瓜が美味いから力が入らなくて、毎年、気温が下がってきたら白菜を漬けることにしてる。
でも、まだ丸の白菜が無くてね、四分の一にカットしたのを2個買って、家にあった水菜と一緒に塩で漬けた。
水が上がると昆布と唐辛子を入れて本漬けにして、良く漬からないうちから食べ始めることになる。

そうこうしているうちに、思っていたより一日遅れの机が届いた。
組み立てるのが苦手で、誰がやっても間違いなく組み立てられる構造なんだけど、嫌なんだよなあ、まあそれでも、とにかくミニコンポをきれいに並べれば部屋がちったあ片付くし、スピーカーを離せば音が良くなるから、素早く組み立ててセットした。
スピーカーを耳の高さにして2m離して置いただけで、随分音が違うものだ。

昼は東南アジアの肉かけ飯で、ちゃんとした名前があるが、覚えたところでどこかでオーダーして食べる可能性が無いから覚えない、妻が最近これを良く作る。
生の春菊と豆腐と若芽と玉葱のスープで食べた。

食後はプレシネをパスして二台のミニコンポの音の違いを聴いた。
3時に郵便局に手紙を投函に行く序に散歩をして、久し振りに落語茶屋の客人となった。
「夜明け前」を呑もうと思ったら、すでに取り扱いをしてなくて、もう長い間のみに来てないからなあ、珈琲を飲んで帰ってきた。

音楽を聴いて遊んでいたら妻がやってきて、晩ご飯作らないのと聞くから、異なことを云うと思ったら、奥歯が痛くて寝ていたとのこと、お可哀想に。
妻は虫歯が一本もなく長年それを自慢していたが、数年前から親知らずが痛み出し、歯医者で治療しても一向に良くならず、大いに苦労していて、時々ひどい痛みに襲われて、薬も効かずただ横になって耐えている。
湯豆腐に春菊をたっぷり入れて、サバの味噌煮を温めてオールフリーを飲み、クラッカーやせんべいを肴にした。

再び8畳にこもり音楽を聴いていたが、ソニーに比べてPanasonicはブルートゥースの反応が悪いのが気になってね、マニアではないけど、不満があるところを改善するために、新たな機材を買いたくなるのが人情だ。
オンキョーとPanasonicをCDで音を聴き比べたが、僕が一番好きなアルバム「横浜フォールインラブ」について言えば、オンキョーが断然良かったな、楽器構成や録音スタイルによって左右されるから全てにおいてというわけじゃ無いけど、結局、夜中にカルバドスを飲んで聴くことになると、オンキョーを選ぶことになった。
きっとダリとかJBLとかKEFとか聴き比べたらもっといいのがあるやもしれず、1本2,000円のルアーコレクションが、やがて4桁の価格のリールやロッドのコレクションに変わり、5桁の価格のアンプやスピーカーのコレクションに高じて行くのか。

1時過ぎに寝たが、まだ聴き足りなかった。

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和服の若妻にぞっこん

2022年11月15日 | Weblog
最近音楽を聴きながら読書をするのに、どうしてもある程度の広さが必要なので、奥の8畳を使うことが多い。
Panasonicとオンキョーのコンポがあり、いよいよここで友人を呼んでワイン会を開くことになり、妻が僕の運び込んだものを邪魔扱いしている。
現在Panasonicを知人が置いて行った90×40×72の机に載せているが、オンキョーは和テーブルに載せていて、いかにも場所を取っている。
そこで同じような机を買ってオンキョーも載せてすっきり整理しようと思って探したが、ぴったりのものが無く、パソコン用の木製引き出し付き机が80×45×72と比較的似通っていたので、これをAmazonで買った。
9月期の楽天の連結決算が出て、相変わらずモバイルが3千億円以上の赤字で、物販、証券銀行部門の足を引っ張っている。
楽天市場の人たちもこんな状態が長く続くようだとAmazonとの競争にも嫌気がさすんじゃないかな。
一般的にAmazonより価格が高いが、時々魅力的なキャンペーンがある。
でも、配送システムでかなり遅れを取っていて、ここのところ引き離されてる感じがする。

今朝はその8畳でミルト・ジャクソンを聴いた。
Jazzってのは何でもありのところがいい、起源はフランス領ニューオーリンズでヨーロッパの音楽と黒人霊歌・労働歌が混合して、そこに南北戦争で使われた中古の吹奏楽器が廉く流れ込んで一気に広まったと勝手に理解している。
音楽で一応解放された黒人奴隷が憂さを晴らしたんだろうねえ。

今朝は朝からどんよりした天気で、気分がふさぎ込むのにうってつけの日よりだが、この辺りは明日になればまたカラッと晴れて、いよいよ小春日和を文字通り享受出来るに違いなく、やや暗い気分程度にとどまっている。
JA湘南へ行き、ミニトマト、ピーマン、無花果、ほうれん草を買い、農家で多分これが最後となるであろう茄子を買った。

昼飯は昨日買ったオネエサンのところのパン、クリームパン、あんぱん、チーズパン、ベーコンパンと無花果をアールグレイでいただいた。

プレシネは、1969年代初頭に、黒人ピアニストがイタリア系移民の運転手を雇って南部に演奏ツアーで出かける物語で、当時は同じ楽団でも黒人と白人でホテルが違い、レストランやトイレも別だったと聞いていたが、それが主題になっていて、一流ピアニストと云えども物置を楽屋代わりに使い、小便をするにも外のトイレを指定されていた。
アメリカは自由と民主主義の国だと言われるが、ついこの間までこんな状態だった。
インディアンから土地を奪い皆殺しにし、アフリカから黒人を連れてきて奴隷にし、奴隷牧場まで作り、白人男性との交配をやっていたわけで、その出自と掲げた理想との間のギャップは、いったいどんな論理で埋めるのだろうか。
まあ、キリスト者にとっては異教徒はなるべく残虐なやり方で殺すのが教えだから、日本の都市への空襲や原爆、イスラム教国への理由なき侵攻もこの論理なのだろう。

4時過ぎに大磯方面へ散歩に出た、思えば左足の麻痺もだいぶ和らいだが、元のようにはならないねえ。
小一時間で帰ってきたが、すでに辺りは薄暗く、腹が減ったので無花果4個と柿2個を食べた。
期待していた机は今日着かなかった。
昨日が日曜だったので、このメーカーが休みのため、出荷が今日になっったらしい。
日野美歌のレアなアルバムが仙台のBOから発送されたようで、これも郵便局が頑張れば明日着くだろう。
もう一枚頼んだ真梨邑ケイの方は未だ発送されてないが、ほとんど観たことないアルバムで本当にあるのだろうか。
50過ぎてAV女優になっちゃったので、検索するとAVのDVDばっかり出てくる。
確かにエロは商売になるけど、ジャズ歌手としても魅力的なんだから、ベストアルバムを出して欲しいんだけどねえ。

晩飯はサバの味噌煮とラムの網焼きがメインで、アモンティリヤドを飲んでラムを食べることにした。
オネエサンのところのチーズパンとベーコンパンを焼いて肴にしたが、アモンティリヤドを2杯飲んで、マルサラに替えた。
これも2杯飲んで、さらにディエゴの白のリキュールを飲み、最後はカルバドスになった。

そのカルバドスを持って奥の部屋に移動して音楽を聴いた。
9時から中村仲蔵のTVドラマの後編があり、これを観たが、落語にもなっているからよっぽど江戸の庶民に愛されたんだろう。
歌舞伎は一度も観たことないが、多分このまま死ぬまで観ないで終わるのだろう。
かぶくという言葉があるが、演目の内容は固定的でなく、座付き作家や演者の工夫でどんどん変わって行くのを、芝居の観巧者が喝采し、その関係性のダイナミズムが魅力だったと思うが、古典的な伝統芸で固定され、それをあがめているようでは、歌舞伎は死ぬ。
仲蔵は家柄もなく、個人の才覚でのし上がった役者で、本物のかぶきものであった。
仲蔵の女房役の上白石萌絵が実に魅力的だった。
今までも良くTVでお姿を拝見したが、どうも丸顔の女性には魅力を感じなくてね。
でも、和服姿が見違えるほど綺麗で、しかも三味線を自分で弾いて小唄を歌ったのには畏れ入った。
ファンになりました。








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百科事典を処分して食器棚に

2022年11月14日 | Weblog
今朝は8時過ぎに近所の公園へ行き、書類を届けがてら掃除をしている皆さんを激励し、その後、法務局脇の駐車場で開催される農業市に顔を出した。
知人がテントの中に居たが、販売予定の野菜の量が少なくて、これじゃあ開店30分もしないでフィジョワ以外は売り切れちゃうだろう。

一度家に帰って、手紙を町内の役員10人に配り、自転車で平塚へ出かけた。
先ずは出店の申し込みをして、駅ビルの図書館の出先機関でCDを借り、さくら書店で本を眺めノーム・チョムスキー「崩れ行く世界の標」を買った。
帰りに、オネエサンのところでパンを6種類買った。
過去2回木曜日だったので、一般のパンが無く、フルーツケーキなどの焼き菓子だった。
西風が吹いていて、来るときはフォローだったが、帰りはアゲンストで疲れた。
それでも昼前には家にたどり着いた。

昼は天丼を作ると昨日から妻が張り切っていて、カマス、鶏、薩摩芋、ピーマン、蓮、牛蒡とシラスのかき揚げが出来ていた。
豆腐と若芽の味噌汁を作って食べたが、薩摩芋、蓮、牛蒡が美味かったので、どんどん飯の上に足して食った。
デザートにオネエサンのところのあんぱんを食べたが久し振りで美味かった。

早々に借りてきたイムジチのブランデンブルク協奏曲を聴いたが、1965年スイスでの録音、30年前にカセットテープで聴いていた演奏と同じだったので感慨深かった。
同じ曲でパイヤールのCDも聴いた。

観月ありさって、オバサンが入ってから、TVドラマでひょうきんな旅館の女将役で観たのが初めてで、まさか若い頃歌っていたなんて知らなかった。
あまり好みじゃなかったけど、意外だったので借りたが、上手いね歌。
小室哲哉の曲が数曲入っていて、この人もあまり好みじゃないけど、先入観なしで、このベストアルバムを通しで聴いていると、いい楽曲の提供を受けているなと感じた。
佐藤聖子、丸山みゆき、久松史奈も借りたので、新たな90年代の魅力に出会えるかだね。
久松史奈のアルバムは1993年の「Birth」だが、ロックで、若くて生きのいいネエチャンのロックっていい。
佐藤聖子はジャケットにショートカットのボーイッシュな可愛いお顔があり、歌もそのイメージ通りで、ギターが松原正樹と今剛だから可成り贅沢だよね。
解説に拠れば、大して売れなかったが、微かなハスキーハイトーンの魅力でコアなファンがいたらしい、好みだ。
丸山みゆきは、真面目で大人しいお嬢様が作詞作曲をやっている感じが好きだ、2020年に16年振りに6枚目のアルバムを出しているところに、お嬢様芸の反骨を感じる。

納戸の前の3畳の部屋に、母が買った観音開きのけっこういい本棚があり、そこに平凡社の世界百科事典が入っている、これは林達夫編集長による初版で、巻が出るたびに平塚の近代書房のオヤジが配達してくれた。
当時、百科事典を応接間の本棚に飾っておくのがステータスで、うちは応接間が和室で、床の間と違い棚と風炉があるだけで本棚が無かったので、長い間僕と弟の机の下に置いて、ほとんど使わなかった。
もっと活用していたら、もうチョットましな人間になっていただろう。
さて、前置きが酷く長くなったが、妻が百科事典を処分して、食器棚にしたいと云ってきた。
最初、僕が江戸・明治期の陶磁器をKさんから買っていたのに、近頃では古い陶磁器の魅力に妻がすっかり取りつかれ、チョット良いのを見せられると直ぐにパックンと食いついてしまって、今では膨大な食器が納戸の床にうず高く積まれている、こういったものは、いくら古くて貴重だと云っても使って始めて生きる。
百科辞典の死蔵をやめて、陶磁器を生かすことにした。
妻がルンルン気分で百科事典を引っ張り出して糸で結わえゴミの日に向けて準備をしていた。
折角、母が無理して買ったのに無益に終わって、このような結末を迎えるのは、本に対しても子どもに期待をした母に対しても申し訳ない。
そういう気持ちが残る時には供養をしなくちゃいけない。

夕方までに借りてきたCD6枚をすべて聴いた。
ブランデンブルクは両方ともCD2枚入りだったので、好きな5番が入っている2枚目の4番5番6番の方を聴いた。

自転車で平塚まで往復したので、夕方の散歩はやめて、音楽を聴きながら居眠りをしていた。
その内に雨が降り出し暗くなり、晩飯に呼ばれた。
昼間天婦羅を物凄い量揚げたので、それを卵とじにして三つ葉を散らして食べた。
カツオのたたき、小松菜と油揚げの炒め煮もあったが、妻と二人で卵とじをメインに食べたが、それでも終わらなかった。
腹いっぱいだったにもかかわらず、オネエサンのところのコロッケパンと無花果、クリームサンドのビスケットを食べた。
食欲の秋が遅れてやってきたような気がする。

PanasonicのコンポのBluetoothの具合が悪かったが、婿殿がやってきて調整してくれた。
要はペアリングのボタンを長押ししなきゃいけなかっただけで、こういった基本的な問題の不具合が良く僕には起こる。
そうと分かればPopsとJazzが利き放題だ、問題は手元で操作が出来るから、椅子に根が生えちゃうことで、零時過ぎまで聴き入っていた。

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クラシックを聴くのに

2022年11月13日 | Weblog
昨日発見したオンキョーのCDレシーバーアンプとスピーカーが一体どんなものか調べてみたら、大体の素性が分かった。
何しろオンキョーは潰れちゃったので、調べにくいんだけど、随分と色々なスピーカーやアンプを出していて、一世を風靡した跡がうかがえる。
アンプの方はCR-D2というやつで、2007年ころにAmazonに登場しているから、今から15年ほど前の商品で、中古が楽天で25,000円、Amazonで12,800円で売られている、スピーカーはD-D2Eというやつで、楽天で15,500円、Amazonで7,900円で売られていて、定価が24,000円だったらしい、これから類推すると、アンプは35,000円から40,000円だったのではないか。
もちろん低価格ラインの商品だが、古色蒼然とした風情から、中々いい音が響いてくるので、すっかり気に入って、これにCDを入れて聴いている。
アンプの性能は日進月歩と思われるが、スピーカーの方はそうはいかないような気がする。
機能は大いに進歩したが、音が良くなったかと云うとそうでもないような気がするんだよね。
でも、Panasonicのミニコンポの音に驚いた、というのもこのコンポ25,000円ほどでね、こんな価格でこんないい音が出るとは思わなかった。
ジャズやポップスを聴いている分には、低音が出て中高音の解像度がいいから良かったけど、クラッシクには向かなかった。
大楽団であり、録音方法も小編成の伴奏あるいは各パートを録音して重ねたものは違うからね。
ところがこのオンキョーのシステムは、小さい音の時にも音がしっかり出るから、音量に格差があるクラシックには向いているのだと思う。

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