キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

人形供養

2022年11月18日 | Weblog
昨日借りてきたガールポップの中で、特に松阪晶子がいい。
この人、高校入学の時に担任の顔に熱いお茶をぶっかけて自主退学しているという激しい女性だが、ジャケットの写真からその片鱗がうかがわれる。
3枚のアルバムを出して忽然と消えてしまったが、きっと盛岡で親の民謡教室かなんかを継いでるんじゃないかなあ。
ともあれ、こういった経歴の人には興味が湧くもので、手元にあるのは3枚目のアルバム「花のかけら」なので、他の2枚「夢を眠らせない」「伝わりますか」がどんなものかと思って中古のCDを検索した。
結構廉価で入手可能で、かなり売れたことをうかがわせるが、最初の2枚とこの3枚目は趣が違って、大人っぽくバラードっぽいとのこと、とすれば、これが一番いいアルバムなのかもしれない。
AmazonPrimeに3枚ともあるので聴いてみたが、確かにチョット曲調が違うけど、大人になったのだろう。

午前中は日が出ていい天気だったが、昼過ぎから雲が出て陰鬱な感じに変わった。
JAでは無花果、大根、人参を買い、帰りの農家の直売所でミニトマトとキウイフルーツを買った。
昼は鍋焼きうどんだったが、これからはこれが多用されるだろう。
無花果とキウイフルーツを食後に食べ、プレシネで「嵐が丘」を観たが、ブロンテの原作だけあって心理分析が面白い。
恋というのは、もつれてしまうとこういった悲劇的な結果になるが、当人の性格によるところも大きい。

何だか身体がだるいが、ここ二日ばかり夜中にカルバドスやジンを飲みながら音楽にふけっていたことが原因だろうね。
舐めるようにしているが4時間も聴いているから、ちりも積もれば山、五月雨をあつめてはやし最上川の例えのとおり、可成りな量になっているのだろう。

妻が母が集めた人形を処分したいらしいが、作者が魂を込めているので、処分するのに厄介なんだよね、これが嫌なので僕は滅多なことで買わない。
残しておきたいと思うような好みのものがあるわけじゃ無いが、母の思いがこもっているので捨てがたい。
奥のテーブルに一堂に並べて、二つ三つ良さそうなものを残して、他は供養をしてから処分することにした。

そういや今二宮は選挙で終日候補者が町中を走り回ってお願いしますと声の限りをあげている。
未だ序盤だから声が枯れてないが、その内ガラガラ声になって如何にも最後のお願いって感じになるだろう。
4時前に散歩に出かけ、南へ歩き、海の中道を梅沢の方向へ歩いた。
帰りがけに駅で食パンを買った。

家に帰るとイギリスに頼んでおいたシベリウスのバイオリン交響曲ニ短調と仙台から真梨邑ケイのStandardのベストアルバムが届いていた。
シベリウスのCDは、イギリスからの方が廉かったから頼んだが、ロイヤルメールで到着するので乙なもんだ。
ピアノ協奏曲ばかり聴いていたので、本来キキーとうるさく感じるバイオリンが新鮮に感じた。
真梨邑ケイのCDは、中々なくてね、ジャズスタンダードが10曲入っているが、本体には発売日時の記載が無かったが、調べてみたら1988年に発売されたものらしい。
正式なアルバムではないんだねきっと、ジャケットの写真も良く無かったが、それでも9曲は初めて聴く曲だったのでチョット嬉しかった。

晩飯は風呂吹き大根、うな丼、キャベツと豚肉炒め、大根の葉と油揚げの炒め煮、チーズトースト、南部煎餅で、昨夜開けたタラゴナの赤を飲んだ、一日置いたら随分と美味くなっていた。

クラフトジンを片手に新着のアルバム2枚を聴き、人形を机に並べ般若心経、法華経、モーツアルトとフォーレのレクイエムで供養し、その後、グリモーのアルバム2枚と日野美歌、竹内まりやのアルバムを聴いたので遅くなってしまった。

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