キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

宝石箱

2022年11月02日 | Weblog
昨夜は友人の死を思いながら1時まで飲んでいたので、今朝は流石に6時まで眠った。
それでも2時過ぎに一度起きているからジジイと云うものは呆れたもんだ。
風呂に入って朝飯を作った。
豆腐が無かったのでシメジと茄子の味噌汁にし、ピーマンとパプリカのオイル焼、塩鯖、昨夜の残りのコロッケと鯵フライ、大根菜と油揚げの炒め煮、胡瓜の糠漬けで食べた。
コロッケには妻が敲いた二種類の肉が入っていて、歯ごたえがあり美味かったので、昨夜は5個食べてしまった。
今朝はコロッケ一個とアジフライ一枚に留めておいた。

今日は朝からどんよりと曇っていて、北国の秋を思わせる天気だが、自転車でJA湘南へ行ってきた。
無花果、蜜柑、椎茸、隠元を買った。

昨夜は一昨日買ってあった刺身にするためのメ鰺をどうするかであれこれ妻と話したが、結局、妻はコロッケを作りたかったんだろうなあ、面倒な鰺の背からの二枚卸を厭わずやって鰺フライを作った。
揚げ物なら白ワインだということになり、シャトー・スオウの白を合わせた。
ただし昨日の残りだったので、ほんの一口飲んで後は妻に譲った。
その後はオールフリーで、すでに書いたようにコロッケ五個を喰ってしまった。
赤はふんだんにあり、サン・シニアンのサルファーフリー、シャトー・ムベール2015、サリエンテと3種類を並べて味見をしながら愉しんだ。
やっぱり、熟成感があり醤油っぽい風味が感じられるムベールが美味かったけど、それはワイン単独を楽しんだ場合で、料理に合わせると、それぞれに力を発揮する場面がある。

昼に観た1989年「We’re No Angels」は、ロバート・デ・ニーロが脱獄囚になり、何故か修道士に間違えられて逃げ延びる映画が、やけに面白くて笑い通しだった。
この濃い顔をしたイタリア系の役者は実に芸達者だなあと思う。

今日のプレシネは、犬が生まれ変わりながら最初の飼い主にたどり着く物語、2度目なので全体の感じは分かっていて、好みの映画だったが、細部については全く忘れていたので観ることにした。
観ていると思いだしてくるもので、きっと人生の場面では細部をほとんど忘れているけど、もう一度繰り返すことが出来たら結構うまくやれるような気がする。
逆に言えば、本番一度きりの人生を、いい加減に生きてちゃ駄目だってことだ。

西島三重子の「ゴールデン☆ベスト」が来たので早速聴いてみた。
テイチクに在籍した1981年から86年の発売した6枚のアルバムから編まれている「スーパー・ベスト」と重なるのは「池上線」だけで、他は全部違う楽曲だ。
ワーナー時代の1975年から79年の5枚のアルバムから編まれたスーパーの方がいいなと感じる。
最初に聴きこんじゃったというだけでなく、若い頃の楽曲なので、瑞々しい感受性を感じるのかもしれない。
で、今日は発見困難だった東芝EMIに移籍してからのベストアルバム「浪漫」を購入した。
ここのところご無沙汰しているが、15年前から凄くお世話になったBOOKOFFに1枚だけあったのを発見した。
そこには同時に買取価格が出ていて、販売価格の4分の1だった。

夕方、山下にバケットを買いに行きながら軽い散歩をした。
ここは超人気店で、昼間は人が一杯で買う気にならないが、流石に5時近くなると空いていた。

晩飯は鯵と伊佐木の刺身だったので「夜明け前」を燗して呑み始めた。
里芋煮は肴に良かったが、春雨と白菜とミンチボールのスープは胡麻油が入っていてチョット酒に合わないから、銀杏を炒って肴にした。
妻に友人が亡くなったことを話したら、友人を知っていると云うので驚いた。
結婚式のお祝いを持って夫婦で家に来たらしい、お祝いの宝石箱の中に「中身はテツに買ってもらって」と書いてあったとのこと、洒落たことをしやがる。
僕の方はすっかり忘れていたが、宝石箱をもらった妻は鮮明に覚えていたんだなあ。
物が記憶を繋ぐよすがになっているんだなあ、あまり気に掛けてこなかったプレゼントが大きな役割を持っていることを知った。

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コメント
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