キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

国家百年の計

2023年10月31日 | Weblog
昨夜は冬瓜と玉葱と鶏のスープ、カマスの刺身、ヒジキ煮で、割り水した麦焼酎を燗して3合呑み、サリエンテの赤をおかきとチーズをつまみにして飲んだ。
8時半に二階に上がり少しだけ中森明菜の「My Eggs Benedict」を聴いて、何時もは2曲目に至らないうちに白河夜船となっていたが、数曲聞いたような気がする。
1時半に目が覚め、YouTubeで30分ほど番組を視聴して再び寝たら、4時過ぎに目が覚めたものの、そのまま6時前まで眠った。
大体夜中に目が覚めるときには夢を見ていて、昔の友達が出てきたりや好みの女性が出てきて色っぽい夢を見る。
晩に酒をかなり飲むのでどうしても夜中に小便を放出しないと朝までもたないので起きてしまうが、酒を止めたら通しで寝られるかもしれない。

起きるまでに時間が無かったが、昨夜眠るときに読み始めた鈴木宣弘「農業消滅」平凡社新書 2021を読んだ。
東大農学部を出て農林水産省に入り、大学教授をやっている人で農業経済学が専門のようだ。
日本は食の自給率がカロリーベースで38%と低いが、これは安全保障上でも大きな問題があり、グローバリズムによる世界での分業によって、基本穀物の生産が数か国に限定されてしまったことなどが影響していて、本気で食糧自給生産を考えなきゃいけないのだが、そういった自覚を持った国民も少ないし政治家も少ない。

平井宏冶は工業生産物においての安全保障の問題について警鐘を鳴らしているが、工業においても農業においても政治家がグローバリストの手先となってカネ儲けや地位の確保に走っていて、中々必要なものを自国で賄うといった方向に向かない。
政治家を批判するが、彼らは我々国民を反映しているわけで、戦後の教育が「今だけカネだけ自分だけ」に偏した結果であるから、これを変えるには長い時間がかかる。
それにしてもアメリカはGHQによって日本を変えるのに、実に長い時間をかけたが、そのくらいのスパンで物事を計画していたことにはチョイと敬服する。

俳句の世界が得意な日本に、このような長い計画をたててそれを地道に実行してゆくという胆力が無いような気がするがどうななんだろう。
人を育てるには国家百年の計だが、100年のグランドデザインをたてて、それを見据えて目の前のことを処理してゆくことなんだろうな。
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