キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

久し振りに横浜へ

2011年10月31日 | Weblog
久々に横浜の事務所へ出社するが、どうにかある程度時差のコントロールが出来てきた。昨夜は巨人戦を観て溜飲を下げ、少し片付けなどをして23:00に横になった。零時ごろまで本を読むつもりだったが、コントロール不能の睡魔に襲われ瞬時に高鼾となったようだ。04:00に起き、前夜読むつもりであった「下町ぶらりぶらり」の最終章を読了し、朝風呂までまだ時間があったので吉田健一の「乞食王子」を読んだ。GHQから呼ばれ、新聞記者が本業の中佐からライウイスキーの水割りをやりながら、日本の乞食の思想調査のインタヴューを受けている遣り取りがなんとも面白かった。

一昨日買った生鮭に塩をしておいたのを焼き、葱と豆腐で味噌汁を作って喰ったが美味かった。出来れば糠漬けを喰いたかったが、新鮮な胡瓜を買いに行く手間を惜しんだので適わなかった。美味いものを喰うのに手間を惜しんではいけない。

昨日は平塚まで散策に出かけ、またもやBOを覗いた。BOも転換期に来ており、週末は何がしらの特価販売をしている。昨日は文庫本がすべて200円だったので以下の7冊を買った。

「柳家小三治の落語1」小学館文庫
持っていない落語関係の本は目に付いたら買う。

「映画黒部の太陽全記録」熊井敬 新潮文庫
先日自伝を買ったので、目を通してみたくなった・

「日本政治失敗の研究」坂野潤治 講談社学術文庫
坂野さんの政治学の本は全うに読み通したことは無いが、失敗の研究とあっては見過ごせない。

「銀の匙」 中勘助 岩波文庫
古くて読むに耐えないのを持っていると思うが、これはやけに綺麗なので買い換えた・

「考現学入門」今和次郎 ちくま文庫
今回の本が二冊目だが、前著で些細なものを真剣に見つめることの大切さを知った。

「ヨーロッパぶららりぶらり」「日本ぶらりぶらり」山下清 ちくま文庫
大竹さんの「下町酒場ぶらりぶらり」の本家本元です。


何度も同じことばかりでくどいが、それが老人というものであって、それはそれで大いに価値があると思っていただこう、たった1,400円でこれだけの本が買える日本という国は、実に開かれた国で、志さえあればいくらでも勉強が出来る。金が無いからとか、暇が無いからとか言う言い訳は通用しないことを、若者に限らず、中年、老年大いに肝に銘じるべきである。

時間です。出かけるとしましょう。





コメント
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