国産無添加ワイン

先日国産酸化防止剤無添加ワインの試飲をいたしました。
世評の高いメルシャンの"美味しい酸化防止剤無添加ワイン"①さわやかテイスト、②まろやかテイスト、③ふくよかテイスト、アルプスの　④あずさワイン　カベルネソーヴィニョン、⑤信州ナイヤガラ、⑥信州コンコードの6点です。価格は①②③が￥５２８、④が￥６６８、⑤⑥が￥９８０

③の赤ワインはこのカテゴリーで５年連続売上げ一位の名品です。甘みがかなりあり果実味に奥行きもあり重層的で、これが￥５２８では輸入ワインで対抗するには考えなくてはいけないことが多すぎますね。
②の赤ワインまろやかテイストは、甘みも弱く薄い感じがしますが、年配の方をターゲットにして開発したワインなのでしょうか。
①の白ワインは、甘くてフルーティーでしたが、時間が経つとフルーティーさが消えたように感じました。時間とともに急激に酸化したのでしょうか。
この三つのワインは、ぶどう果汁を各国から輸入してメルシャンが国内工場で醸造製造したものです。

アルプスは、⑤と⑥が信州の契約農家から仕入れたぶどうで造っているので、価格も￥９８０と少々高めでしたが、⑤のナイヤガラは甘口で綺麗なぶどうの風味がずっと続いてとても美味しかったです。
⑥のコンコードは品種由来のぶどうの香りがダイレクトに出ていて、ぶどうジュースを飲んでいるようでとても美味しかったですね。輸入ワインとは異なった魅力がありました。
④はぶどう果汁を輸入して国内で醸造したもので、価格は高いもののコンコードの魅力には抗し難いものがありました。

心惹かれたワインは、④メルシャンのふくよかテイスト、⑤アルプスのナイヤガラ、⑥コンコードでした。
甘口のものが多いこと、価格が安いことを身に染みて感じ、輸入ワインで無添加でやっていくために必要なことが良くわかりました。
何が分かったのかって、もちろんそれは秘密です。