キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ダライ・ラマと七夕の一日

2007年07月08日 | Weblog
広島に出張する前に「目覚めよ仏教!ダライ・ラマとの対話」上田紀行著を購入して読みかけておりましたが、昨日読了いたしました。テレヴィでも何度かお見かけしたことはあるのですが、14世ダライ・ラマはうちの田舎にかつていた農家のおっさんという風情があり、とても親しみを感じます。此処のところの仏教ブーム、果たして仏教がブームとなりえるのかかどうかは別として、寺院や仏像についての解説書が矢鱈と書店に積まれているのを見かけます。かねてよりダライ・ラマについては、あるいはチベット仏教については興味を持っていたため、一体どの様なものなのだろうかと興味を持っていましたが、常に断片的な情報を見聞するのみでこれほど纏まったものを読んだことがありませんでした。

インタビュアーの上田さんは文化人類学者ということは存知あげており、確か奥様がNHKのアナウンサーと心得ております。オウムの事件のとき既存の宗教が何も出来なかったことに多くの人がショックを受けたことと思いますが、上田さんは仏教に携わる志を持った方たちと、宗派を問わずあるべき姿を模索されてこられました。このインタビューを読んでみて、形骸化した日本の仏教と比べてみると、まさに生きている、生活に大きな力となっているということを感じます。繰り返しダライ・ラマが話されているのは、“愛と思いやり”です。教義でもなければ儀式でも無く、まさにそれだけです。感じ入りました。

夕刻より「湘南平塚七夕祭り」で賑わう街ををそぞろ歩き、茶豆、ホッケ、塩らっきょを肴に焼酎、清酒などをいただきました。田酒特別純米山廃造りの緑掛かった色が美しいもんだなあと見惚れました。
コメント
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