キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

自家製モヒートに挑戦

2007年06月17日 | Weblog
梅雨入りしたら直ぐに中休みに入ったようで、ここ湘南は湿度の低いからっとした天気に恵まれています。昨日なんか鮮やかに富士山が夏山の姿を現していました。満開に咲き誇った紫陽花は、天気が良すぎて深みが無く美しさが単調なアメリカ的風情、陰影がこの花の美しさに必要なことが分ります。またこの季節夏椿が小粋な白い花を咲かせています、緑の中の白い花は涼しげです。

この季節何を飲んでいるのかと改めて考えてみると、相変わらずの燗酒、〆にモヒートのパターンが圧倒的に多いですね。これは旬の肴に大いに影響していると思います。今旬の魚といえば、鯵、伊佐木、石鯛。刺身にしていただくと、今が旬であるからこその味わいがダイレクトに伝わってきます。季節を食している醍醐味です。野菜といえば空豆が引き続きあり、そこへ枝豆が出てきています。この二つの豆の端境期に当たるようです。過ぎ行く空豆の季節を惜しみ、来るべき枝豆の走りの味を楽しむ。これらの素材を考えると清酒を温くつける事になってしまうんですね。

モヒートは随分各地のバーを飲み歩き、基本的な要素は分ってきました。ミントは数種類のものを栽培して、そのときの状態の一番良いものを使うこと。ラムはたくさん種類がありますが、色々なバーテンさんから聞いた話を総合してハバナクラブ3年を使っています。今後ラムのヴァリエーションは試してゆきたいと思います。ライムは今では何処でも手に入るようになりました。シロップは珈琲屋さんにありますから頂戴しておきます。後はクラッシュアイスと好みでソーダ。これらの素材を混ぜあわせるわけですが、ミントは庭から大量に摘んできて、贅沢に使ったほうが迫力のあるモヒートになります。パーティーなどで20人分くらいをいっぺんに作るなら擂鉢と擂りこぎを使うくらいのほうが野趣のあるカクテルとなります。新鮮なミントを惜しまず使う、ここのところが一番のポイントのような気がいたします。とりたてで新鮮なミントを使えば、かなり粉砕しても苦味が出ません。古い萎れたようなものを使うともうそれだけで苦味が出てしまいます。

最近自分のモヒートを作ってみて、キューバへ行くべきだなあと考えています。何事もそうなのですが、原点に立ち返り、発祥の地に立ってみることが大切です。その日まで日本で出来ることは何でも試しておきたいものです。
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