作品紹介・あらすじ
見守っている。あなたがわたしの存在を信じている限り――。ある日、千春はバイト先の喫茶店で客が忘れていった一冊の本を手にする。それは誰からもまともに取り合ってもらえなかった彼女がはじめて読み通した本となった。十年後、書店員となった千春の前に現れたのは。人生は、ほんとうにちいさなことをきっかけに動きだす。たやすくない日々に宿る僥倖のような、まなざしあたたかな短篇集。
読書備忘録
サキの忘れ物・・・病院併設の喫茶店でアルバイトしている千春は高校に行けなくなっちゃったのね。本を読むきっかけとなったお客さんの影響で、すごいよ千春は高卒認定試験を受けて本屋さんになりました。とってもいいお話。
王国・・・幼稚園児のソノミちゃんのお話。面白い子だ。ダメだよ、かさぶた食べちゃ!
ペチュニアフォールを知る二十の名所・・・ペチュニアフォールの時計がずっるいの!ホテルの白い影って、それは幽霊ではないですか?なんか次から次へと・・・
喫茶店の周波数・・・通っていた紅茶専門店が閉店になっちゃう。結構困りますね。耳ダンボ!
Sさんの再訪・・・Sさん多いなー!ご主人もSさんとはね。
行列・・・あれって何さ!あれが無料でみれるからって並んでいるのに、いろんな物売りに来るのね?ズルする人もいるし、帰って正解だと思いました。
河川敷のガゼル・・・そこんところが?まさか飛んだ!なんか少年の味方していたから、よかったのね?少年!それで!
真夜中をさまようゲームブック・・・やっだー!早々と死んじゃった。
隣のビル・・・そこに来たのが内さんで良かった。やな会社!ブラック珈琲が美味しそうだったから、読み終わって私も淹れましたよ、そして飲みました。ブラックコーヒー ☕
なんか全部好きだなぁーなお話でした。
★★★★★