作品紹介・あらすじ
すべての女を虜にする魅力的な男、ナーちゃんと結婚したわたし。女性の影が消えない夫との暮らしの一方、わたしは夢のなかで別の女として生きることになる。あるときは江戸吉原の遊女、さらには遙か昔、平安の代の女房として、さまざまな愛を知り……。夢とうつつ、むかしと今のあわいをたゆたい、恋愛の深淵をのぞく傑作長編。
読書備忘録
お母さんは言いましたね、苦労するわよ。と・・・女の影どころか、生女じゃないの?それでも好きで結婚した梨子は夢の中で江戸と平安へ・・・そんな夢?って、とっても不思議で面白くて次は何?あの用務員だった高丘さんまで梨子の夢を旅しているのをみて、どういうこと?
夢の続きを見る梨子、その夢の話に変わると、来た!と喜ぶ私って何?
吉原の花魁の話がとても面白かった。知らないのに夢見ちゃうって、なんて素敵なことでしょう。
愛(かな)しい。・・・高丘と平安の世をなつかしがっていましたね。
夢なのに・・・
そういえば在原業平にちなんだ実家近くの業平橋って駅が今はとうきょうスカイツリー駅になったのかな?いつの間にか・・・💦
★★★★☆