作品紹介・あらすじ
一枚の絵が、世の中の仕組みを大きく覆す。 男は、どん詰まりの場所にいた。二年半前の大学生だった娘の交通事故死。そこから精神の変調を来たし、二度の自殺未遂の隘路から抜け出せない妻。あれを試すしかないのか‐‐。かつて、高校受験に失敗した直後、失意のうちに目にした「道」というタイトルの一枚の絵。そして、そのあとに訪れた名状しがたい不思議な出来事。40年ぶりにその絵を目にした男は、気が付けば、交通事故が愛娘に起こる直前の三軒茶屋の交差点にいた。構想10年。満を持して放つ、アンストッパブル巨編。
読書備忘録
ニコラ・ド・スタール「道」
3本の道・・・念じて飛んでいく?行くにあたってはすでにそこにいた人を弾き飛ばす?
初めはタイムマシンのようなもの?と読んでいたが、読んでいるうちにパラレルワールドを思った。そうでしょ?やっぱりあるでしょ?と・・・
とにかくややこしい。
もう一つの世界で生きている人たちの人生も変えてしまうという恐ろしいこともあるけれど、それはそこに行ったから見たことで、行かなければ、行けなければ、知らなったこと。
面白すぎてイッキョミ!寝ずに読んだ。
そうそう、未だに混乱しているコロナ!そもそも中国武漢市の海鮮卸売市場で始まったのだ・・・
そして今年、ロシアの独裁者は戦争を仕掛けた。