作品紹介・あらすじ
魂は身体の細部にこそ宿る
隠された美を掬い取り、やわらかに照らし出す。極上の随筆16篇。
イチローの肩、羽生善治の震える中指、ゴリラの背中、髙橋大輔の魅惑的な首、ハダカデバネズミのたっぷりとした皮膚のたるみ、貴ノ花のふくらはぎ、赤ん坊の握りこぶし――身体は秘密に満ちている。
「文藝春秋」大好評連載を書籍化。
読書備忘録
目次
外野手の肩
ミュージカル俳優の声
棋士の中指
ゴリラの背中
バレリーナの爪先
卓球選手の視線
フィギュアスケーターの首
ハダカデバネズミの皮膚
力士のふくらはぎ
シロナガスクジラの骨
文楽人形遣いの腕
ボート選手の太もも
ハードル選手の足の裏
レース編みをする人の指先
カタツムリの殻
赤ん坊の握りこぶし
こんなに観察されたらはずかしくなりそう。
ハダカデバネズミの皮膚・・・モグちゃんではないのね、目が見えるから?可愛い!
赤ん坊の握りこぶし・・・いやん可愛い!握りこぶしそのまま口に入れようとして、あ、ダメダメ!と止められながらも入れようとして、入らないとわかったからか悲しそうに泣いていた私の息子を思い出した。これ入っちゃったらどうやって出したんだろうね。あっぶない!
観察記・・・楽しかった~♪
★★★★☆