作品紹介・あらすじ
「ママがね、ぼけちゃったみたいなんだよ」。
突然かかってきた、妹からの電話。
両親の老いに直面して戸惑う姉妹と、それぞれの家族。
認知症の母と、かつて横暴だった父……。
別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説。
読書備忘録
ひとりがふたりになり、家族が出来て、終わっていく・・・
娘がいる家族のお話
親はすでに両方とも見送っているから・・・自分たちの事として読んでいた。
息子たちにはたくさん手間を取らせるでしょう。せめて金銭的なことだけは迷惑かけないよう蓄えはある。と思っている。
作品のような心配は、夫婦の事!どちらが先に逝くか、ボケるか・・・
お船の話は身につまされた。
子供たちはいったい私たち夫婦をどう思っているのだろうか?
たまに、長生きしてくれよ!なんて言ってくれることもあるけれど、それはまだまだ私たちが元気な状態であるから言えることなのかもしれないのかなと思っている。
読後・・・どんよりした。
そんなお年頃でありますの。