ときどき森へ・・・sora日和

~ by 凪 ~
ハンドルネーム変えました。

本・坂井希久子 「妻の終活」

2020-01-20 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容(「BOOK」データベースより)

まもなく七十歳になる一之瀬廉太郎は定年まで勤めあげた製菓会社で嘱託として働いている。家事や子育ては二歳下の妻杏子に任せきり、仕事一筋で生きてきた。ある日、妻から病院の付き添いを頼まれるがにべもなく断ってしまう。妻の頼みごとなど、四十二年の結婚生活で初めてだったのに。帰宅後、妻は末期がんで余命一年と宣告されたと告げる。呆然とする廉太郎に長女は「もうお母さんを解放してあげて」と泣きながら訴えるのだった―。余命一年を宣告された妻が、夫に遺す“最期のしごと”とは―。結婚四十二年、仕事一筋の男と家を守ってきた女。残された時間をどう生きるべきか…。


               
 読書備忘録 

そっか~・・・

見事に描かれていて感動しました。

次女が素敵!長女もそうだけれど、ちゃんと杏子さんは育てたのですよ。いい家族じゃないですか。って思った時に自分の事を思った。私の育てた息子たちはいったいどんな人間に育っているのだろうかと・・・もっとも、私は耐える女ではないし、夫は親友だし、死に関しても日頃からべらべらしゃべっているし・・・

懺悔のあのお話ね。更年期と称して杏子さんが耐えていたお話は・・・いる?と思いました。

そして・・・やはりガンで余命を生きるというのがいいと思った。

余計なことはしない。

★★★★☆

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