内容紹介
両親が亡くなり、解体した実家の物置の床下から白骨死体が発見された。
娘である早紀子は、25年前の記憶を辿るうちに、ある事件に思い当たる。
この骨は過去の犯罪を告発すべく現われたのか……。
繊細なタッチで描く戦慄の長編サスペンス。
読書備忘録
そうだと思ったのに・・・そうじゃなかった。
追い詰められ方が怖いなー・・・
なんかしたんでしょ?って兄妹でも知らないことはたくさんあるからね。
亡くなった母親にしても、歯科医の父親にしても・・・
悪いことするとお巡りさん来るよ!
って小さいころ育ったから、どうもお巡りさんを前にすると、何にも悪いことしていないのに挙動不審になる。
こんな時さぞかし私は怪しい人物になるのだろうなー・・・口裏合わせなんて絶対にできないや!と読んでいた。
ぽっや~んと浮かんだのが、谷崎潤一郎の白日夢だった。
浮かんじゃったんだからしょうがない・・・
★★★★☆