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本・朱川湊人 「狐と韃-知らぬ火文庫-」

2017-12-26 16:32:43 | 図書館本 読書備忘録 
狐と韃 知らぬ火文庫

 内容紹介
豪族の跡継ぎ・真桑が林で出会ったのは、異形な美しさを持つ女。真桑は女を納屋に匿い世話を焼くうち、次第に愛情を感じるようになる。ある夜、強引に女を抱いた真桑。幸福感に浸っていたが、翌日から女はまったく笑わなくなる。(サカズキという女) 細々と商いをしていた、腕の良い細工職人の広足。弟・浄足が、自分の細工で詐欺を働いていたと知り、言い争いののち、思いがけず殺めてしまう。誰にも見られていないはずだったがーー。(髑髏語り) 妻の初産を待ちわびていた広公。しかし産屋で産婆から手渡されたのは、蹴鞠のような肉の玉だった。広公は複雑な思いを抱いたまま、山の奥に肉玉を捨てに行くがーー。(舎利菩薩) 日本最古の説話集『日本霊異記』を、大胆かつ奔放に潤色! 直木賞作家・朱川湊人の新しい扉が開く!

サカズキという女
髑髏語り 
射干玉国 
夜半の客 
狐と韃 
蛇よ、来たれ 
塵芥にあらず 
舎利菩薩 

               

 読書備忘録 

どれもこれも読み応えのあるお話・・・

不思議で怪しい

「夜半の客」
やだ、キョンシーを思っちゃったわ。

「舎利菩薩」が後引いた。
子の誕生を待ちわびていたが生まれてきたのは泣かぬ、人の形ではない、肉玉のようなもの。
不吉の験のようなもので赤子とは思えぬゆえ、山の奥深くにでも、捨てるほうがよいだろう。
ただ、母親の多知波奈は肉玉を抱いて離さない。ついに夫の広公は妻の手から受け取り山中に入った。
泣きながら、次は人の形で、世に来るのだぞと、肉玉を収めた籠を置いてくる。
が、亡骸を野ざらしにしているのは忍びない、せめて墓でも。と夫婦で肉玉のところに行くと・・・
お話はここから始まります。

「目前に生きて在る命に何を見、何を学ぶかは、その人の心次第
それならば、少しでも善きものが見つけられるよう、人は精進の道を歩み続けなければならない」

むむむ朱川作品・・・

楽しめました。

★★★★☆


ヘルシンキの旅 アカデミア書店 と カフェ・アアルト♪

2017-12-26 07:26:17 | 2017 フィンランド ヘルシンキ の旅








つづき・・・

夕散歩でやっとみつけてやって来たアカデミア書店
と言っても、そんなに探さなくてもあったのです。

店員さんに写真撮ってもいいですか?と聞いたら、もちろん!と両手を広げてにっこりしてくれた。

中のカフェ・アアルトでお茶したかったけれど、混んでいた。

なので帰る日の集合時間までの間、アアルトの作品を見た後にぐるりとして行ってきた。



午前中・・・
空いていた。
本を読んだり物を書いたりボーっとしていたり、静かにお話している人たちでとても静か。

珈琲でも飲みましょう。と注文したところシュークリームがとても美味しそうだった・・・



きっとハンブンコするんだろうな~と思っていただけたようで・・・

ベリーの挟まったとても美味しいシュークリームだった。
なのでほかのケーキもきっとおいしいことでしょう。
今度来たら毎日通って片っ端から食べることとしよう。
と、夢みたいなことを思った。

ここは「かもめ食堂」で聡美ちゃん演じるサチエが片桐はいり演じるミドリにガッチャマンの歌を教えてもらっていた場所

映画 『かもめ食堂』 予告編


11/6~11/10