「シンデレラ」だってえ~!?

  クーパー君の公式サイトで、彼がこの秋にレスターのCurve Theatreのこけら落とし公演で監督・振付する演目の概要が紹介されていました。

  案の定、それはミュージカルですが、しかし題名は“Simply Cinderella”となっています。おなじみのシンデレラの話をミュージカル化するらしいです。

  公演期間はべらぼうに長く、なんと2008年12月4日から2009年1月24日までということです。早くも客足の心配をするわたくし・・・(「雨に唄えば」レスター公演の客足は、そんなによいとはいえなかったからね)。

  クーパー君の公式サイトによれば、非常に残念なことに、彼は“not performing in”(出演しない)そうです。作曲と作詞はGrant Olding、脚本はToby Daviesで、監督と振付がアダム・クーパーというわけです。

  「シンデレラ」というと、マシュー・ボーンが1997年に作った「シンデレラ」が思い浮かびますが、ボーンがプロコフィエフの音楽を用いたのに対して、クーパー君が監督・振付する「シンデレラ」は別の人の音楽を使用するのですね。しかもセリフも歌もある。

  「ゾロ」の宣伝を兼ねたインタビューで、彼は「今はトップ・シークレットの、今年の後半にある大きな仕事」について述べておりましたが、たぶんこの“Simply Cinderella”のことだったんでしょう。

  今夏に予定されている「ゾロ」ウエスト・エンド公演に出ない以上、クーパー君の今年の仕事は、この“Simply Cinderella”の監督と振付だけなんでしょうか。だとすれば非常に残念です。・・・てか、なんだかすっかり脱力してしまったよ。ここまで見事に期待を裏切られると、もう言葉も出ない。

  12月は飛行機代が安い(ロンドン直行便往復で6~7万円、今はもう少し高いだろうけど)から、お金に余裕があれば観に行ってもいいけどね。クーパー君が出演しないのなら、レスターで“Simply Cinderella”の昼公演を1、2回だけ観て、あとは舞台興行が目白押しの、12月のロンドンを主に楽しむっていう手もある。

  とはいえ、クーパー君が今年はもう舞台に出ないのだとすれば、本当にがっかりです。やっぱり、もうそろそろ「潮時」なのだろうか。
コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )