ロイヤル・バレエ日本公演

  コヴェント・ガーデンのロイヤル・バレエも今夏に日本公演を行なうんですね。すっかり忘れてました。チケットの一般発売は2月2日から始まりましたが、私はこっちも先行予約で、一般発売前にすでにチケットを取っていたのです。

  演目はフレデリック・アシュトン振付「シルヴィア」とモニカ・メイスン(現芸術監督)版「眠れる森の美女」です。こちらの招聘元は老舗のNBSで、公演日程は週末中心に配置してあってさすがです。公演の詳細については、NBS公式サイトの こちらのページ をどうぞ。

  数年前のロイヤル・バレエ日本公演と比べると、今回はあまり目玉がないというか、話題性に欠けるというか、ぴあとかのチケット残席状況を見てみましたけど、やはりお席にまだまだゆとりがあるようです。

  演目は今シーズンにコヴェント・ガーデンで上演しているのをそのまま持ってくるだけだし、そのアシュトン版「シルヴィア」もメイスン版「眠れる森の美女」も、日本ではまだそれほど知られているわけではないでしょう。

  また、来日メンバーの顔ぶれを見ると、前回でのシルヴィ・ギエム、ダーシー・バッセル、吉田都、ジョナサン・コープ、アンソニー・ダウエル、ウェイン・スリープに匹敵する集客力を持つスターがいないというのが、最も弱いところだと思われます。

  アリーナ・コジョカル、タマラ・ロホ、フェデリコ・ボネッリ、ヨハン・コボーは参加する予定ですが、彼らを日本で観られる機会は他にもあるでしょうから、今回は一切アウトオブ眼中(←死語)でした。

  「シルヴィア」については、迷うことなくゼナイダ・ヤノウスキーとデヴィッド・マッカテリ主演の日に決めました。ヤノウスキーは絶対に外せないと思うし、マッカテリは賛否両論があるダンサーですが、私は人畜無害で無個性なダンサーよりは、多少アラがあっても個性的なダンサーが好きですから。

  「眠れる森の美女」は、作品そのものが好きではないので迷いました。で、こちらは日程で決めました。マリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレスが主演する日です。ブルー・バードのパ・ド・ドゥを、佐々木陽平とローレン・カスバートソンが踊るというのも興味を引きました。

  本当は、サラ・ラムが主演する公演も観たかったのです。ずいぶん前にサラ・ラムを見て、この子はいいなあ、と目を付けていました。彼女の成長ぶりを見たかったのですが、彼女は「シルヴィア」と「眠れる森の美女」の両方に主演するものの、どちらも昼公演なのです。しかも開演は午後1:00。午後1:00なんて、私のエンジンがかかりません。それであきらめました。

  シルヴィ・ギエムばかりを偏重したキャスティングだった前回の日本公演に比べれば、今回の日本公演は、現在の英国ロイヤル・バレエのダンサーたちを、日本での人気度に関わらず総動員するという感じで、逆に面白い公演になるんではないか、と思っています。

  話は変わりますが、14日に限って、このブログの閲覧数が異常に多かったのですが、何かあったのですか?クーパー君関連で何か重大事件が起こったとか?心当たりがまったくないので、ご存知の方はぜひお知らせ下さい。 
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