バレエとミュージカル

  クーパー君の「経歴」の続きを書いています。今は2002年の「オン・ユア・トウズ」初演部分なのですが、資料を読んでいて不思議に思ったことがあります。

  イギリスではバレエとミュージカルのファンははっきりと分かれていて、普段は往来がないのでしょうか。「オン・ユア・トウズ」を「ミュージカル」だと思ってやって来た観客は、かなり戸惑ったらしいのです。

  「オン・ユア・トウズ」をご覧になった方はご存知でしょうが、「オン・ユア・トウズ」には、無言で踊り続けるダンス(バレエ)のシーンが大きなもので二つありました(「王女ゼノビア」と「十番街の殺人」)。

  これはミュージカルではかなり異色なのか、「バレエ素人は困るし冗長に感じるかもしれない」と書かれていたのです。

  私はミュージカルにはうといですが、ミュージカルとは、そんなに形式が限定されているものなのでしょうか。たとえば歌とセリフに比重が置かれている、というように?黙って踊るシーンは皆無なのでしょうか。
  そういえば、夏にロンドンで「メアリー・ポピンズ」を観たときには、すべて歌いながら踊っていたような覚えがあります。ミュージカルでは絶対に歌いながら踊らないといけないのか、非常に疑問です。

  「オン・ユア・トウズ」が特殊なミュージカルなのだとすると、他の「普通の」ミュージカルとはどんな感じなのか、探求しにいこうかと思う今日この頃です(でも「かぶりもの」はイヤなので「キャッツ」と「ライオン・キング」以外)。
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