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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

国葬を禊(みそぎ)にしてはならない

2022年08月08日 19時32分20秒 | えいこう語る

▼前回のブログのテーマは「国葬と禊」だったが、肝心の禊を書き忘れたので、もう一度書き足してみようと思う。

▼その前に8月6日は、広島に原爆が落とされた日だ。B29爆撃機から投下した副操縦士の話を聞いた。

▼彼は戦後間もなく米国のTVに出演し、投下した後もう一度広島に戻り、地獄のような惨状を見て、「取り返しのつかないことをした」と話したという。

▼それが、米国中で非難を浴びた。彼はその後精神を患い病死した。戦争には勝者も敗者もないということを肝に銘じたい。

▼禊に戻る。今就寝前に「古事記」を読んでいる。といっても漫画本だ。活字だけの古事記も手元にあるが、神様の名前が長くさらに出てくる神が多過ぎる。

▼まるでロシア文学を読んでいるように覚えきれない。それに就寝前は漫画のようなものの方が断然読みやすい。11日の村祭りを控え、町内の草刈りで毎日疲れ切っているからだ。

▼天地創造時代、イザナキ(男)イザナミ(女)の神が、大八島(日本の島)を作った。※なぜか北海道はない。やがてイザナミは、火の神(イカズチ)を生んで大火傷をして死ぬ。

▼夫イザナキは、妻を忘れられず黄泉の国を訪ねる。だが妻はもう戻れないという。あきらめないイザナキに、黄泉の神に交渉してみようと妻は言う。だがこの扉から絶対覗かないでと約束する。

▼だが待ちきれないイザナキは、覗いてしまう。妻の体は腐敗して蛆がたかっていた。「見たな」と、たくさんの魔物たちがイザナキを追ってくる。

▼イザナキは「黄泉比良坂=よもつひらさか」を駆け上がり「千引岩=ちびきいわ」という大きな岩で、黄泉の国との境を遮り、この世とあの世を隔てた。

▼そこで穢れがついている、身に着けていたものすべてを脱ぎ捨て、川に飛び込んで身を清める。これが“禊”だ。そこから様々な神が生まれた。

▼禊の最後に生まれたのが、太陽神「天照大御神=あまてらすおおみかみ」と夜の国を治める「月読命=つくよみのみこと」。そして、海原を治める神「建速須佐之男命=たけはや すさのおのみこと」の、三貴神の誕生だ。

▼ここで私の妄想が頭をもたげる。故安倍晋三の国葬という“禊”をキシダ総理は行うのではないかと?!。

▼安倍晋三は、戦後日本の平和の守護神である【憲法第九条】を、破壊しようとする政治家だった。故人に対し悪行の数々を並べたてはしないが、安倍晋三の後継者と称するキシダ総理は、国葬によりそれらの穢れを、一気に取り除こうとするに見えるからだ。

▼これが私が妄想する「国葬=禊」だ。さらに心配なのは、この国葬を新たな【憲法改正】のスタートにさせる魂胆ではないかと疑う。葬儀社が自民党専属の「電通」だからだ。

▼この禊の後に、キシダ総理は新たな“憲法改正三貴神”を生み出し、自分の権力を確実なものにしようとしているのではないか。

▼「憲法改正」は迫っている。米国が台湾有事に、日本に集団的自衛権の行使を迫って来たのだ。米軍基地のある沖縄が戦場になるからだ。

▼ペロシ米下院議長の台湾訪問と日本訪問は、自衛隊の軍事参加、すなわち「9条改正」を伝えに来たに違いないからだ。つまり米国による米国のための日本国憲法改正だ。

▼日本国憲法をつくったのは米国だ。敗戦国の日本は改正できにくいので、極東の情勢が緊迫してきたので、変えてもいいと言いに来たのがペロシではないか。

▼もしかして、国葬による禊で、キシダ総理本人が【建速須佐之男命=スサノオ】になろうとしているのではないか!?。

▼とかなんとか、妄想はとめどもなく頭をめぐる。古事記はこんなに面白かったのか、8月11に74歳になる私は、その夜、自宅隣の八幡神社の宵宮祭にの参加を楽しみにしている。

▼神が今年も我が村に降臨してくるのを願って。