▼故安倍晋三の葬儀の際、教育委員会から学校へ半旗掲揚の要請があった。帯広市だけではないと思っていたが、仙台市でも同様だった。
▼たぶん全国一斉に“半強制”がされているに違いない。新聞社もちょい出しではなく、全国一斉に調査し報道するべきだ。
▼そうでなければ問題の深さが分散され、読者への訴えが希釈になるからだ。「太平洋に汚染水」そんな感じがする。
▼「教育」とは「強育」さらに「狂育」となり、【戦争は教育現場から始まる】という歴史を思い出す。国旗・国歌制定時に、広島県で校長が掲揚に悩んで自殺をしたのも思い出す。
▼奉安殿の御真影が焼失しただけで、自殺する校長もいたのを思い出す。たかが国旗や国歌のために自殺を強いる教育現場は、今でも存在するのかもしれない。国家による校長への“いじめ”だ。
▼昨夜私が見た故安倍晋三の国葬の夢だ。葬儀会場は「日本武道館」。葬儀社は「電通」。葬儀委員長は「内閣総理大臣岸田文男」、弔辞は衆議院議長細田博之と、参議院議長尾辻秀久だ。
▼細田は紳士ぶっていたが、セクハラ疑惑が出ている。尾辻は議員を連れ立って靖国神社に参拝する、日本会議のメンバーだ。
▼さんざん美辞麗句を並べ、安倍晋三を“ほめ殺し”にする。すでに死んでいるにもかかわらずにだ。参列者一同のすすり泣きが、読経とコラボして聞こえる。
▼お経が変っていると思ったら、どうやら神道のようだ。隣に人に尋ねたら祭主は伊勢神宮だという。葬儀屋がやたら厳かに、神がかった演出をしている。
▼なんだか靖国関係の本で読んだことがある、戦没者慰霊式典に、天皇が夜明けまじかに、お神輿に乗ってやってくるような演出に見えた。
▼岸田委員長の挨拶は「故人の業績を踏襲し、憲法改正にまっしぐらに進むことを誓った」。その後委員長の音頭で、万歳三唱が行われた。
▼会場が真っ暗になり、やがて灯りかりがつくと、いつの間にか自民党参列者が、全員白装束に着替え、遺骨を納めたお神輿を先頭に、式場から出ていく。
▼演奏は自衛隊音楽隊による♪「君ゆかば」だ。神輿の先頭に立つのは、もちろん白装束も凛々しい尾辻秀久だ。
▼式場から出ると、多くの警官が国道を封鎖し、隣の靖国神社へと向かった。安倍晋三念願の靖国神社参拝を果たそうとする、葬儀屋の粋な計らいだろう。靖国には祖父に岸信介も祀られているからだ。
▼夢はここまでだった。布団の中でまどろみながらこんなことを考えた。これからの日本は、自民党を電通が仕切るのではないかと?!。
▼東京五輪も電通が仕切ったようだ。莫大な国家予算の使途不明金は、もしかして、電通から憲法改正の準備資金として、自民党に還流されているのではないかと“異常な妄想”が脳裏に浮かんできた。
▼次に浮かんだのは、日本の怨霊のような青白い顔をした森喜朗だった。もう一度眠りについてその真相を探ろうと思ったが、目が冴え過ぎて、二度寝はできなかった。
▼とんでもない夢を見たものだと、朝からシャワーを浴び“禊”をした。とはいうものの今日のテーマは「国葬と禊」だったが、禊について古事記から学んだものを参考に記述しようと思ったら、すっかり忘れてしまったの気が付いた。
主題も忘れる認知症
三頭下