▼福島原発事故の汚染水。膨大な数の屋外タンクの中に貯蔵されていると思っていたら、放射政物質を希釈したので、汚染水ではなく【処理水】と呼ぶそうだ。
▼処理水なら海洋放出しても、大丈夫ではないかという判断になってきたようだ。しかし、放射性物質トリチウムが残っている。
▼トリチウムの濃度が国の基準で「40分の1未満」になるよう海水で薄め、1キロ沖合で放出するというのが、国の“苦肉の策”?だ。
▼簡単に言えば広大な太平洋にトリチウムをばらまき、さらに希釈するということらしい。マイクロプラスチック問題が叫ばれている中、さらに魚にトリチウムを食べさせるということだ。
▼国連が目標としている「SDGs」に反し、世界が納得しないだろう。「汚染水」→「処理水」、きれいな言葉で、国民の注意を希釈しようという魂胆らしい。
▼キシダ総理が国連での核拡散防止条約(NPT)再検討会議での演説を、被爆者であるサーロー節子さんは「きれいな言葉を並べただけ」と、一刀両断にした。広島出身の総理として、被爆者を悲しませるあるまじき言動だ。
▼汚染水から処理水も、きれいな言葉を並べて海洋汚染をする、なんとも姑息な総理だ。「真面目という仮面をかぶった狼」だ。
▼そんなキシダ総理をまねてか、「核共有」などというプーチン的発言を残した安倍晋三の葬儀の際、我が北海道帯広市教育委員会が、小中学校に反旗を強制した。
▼39校中35校が半旗を掲げたという。上位機関から言われれば、教育基本法違反も簡単に犯してしまうのが、現在の義務教育現場の実態のようだ。
▼こんな教育現場なら「いじめ防止」など、絶対解決できないだろう。校長会の判断能力が疑問視される“半旗強制狂育現場事件”だ。
▼こんな時PTAの組織は、どんな対応をしているのか。近年町内会と同様役員のなり手がなく、PTA が解散というところもあるようだ。
▼来年には都小学校PTA会が、日本PTAから脱退するという話も聞こえてくる。PTAや町内会の弱体化は、民主主義の劣化ともいえる。
▼住民組織の弱体化が地方の崩壊を促進する。そうなれば国家統制が強くなる。「憲法改正」ともなれば、国家の誘導に単純に乗っかかる、そんな国民が多くなりそうだ。校長でもそのレベルだからだ。
▼「福島原発海洋放出」と「故安倍晋三の国葬での半旗」。なんだか「しかたがない」という雰囲気が蔓延してきたことに、大きな危機感を覚える。
▼ロシアの「核使用」、そして安倍晋三の「核共有」。自衛のためなら「しかたがない」では、再び我が国が戦争に参加するのも、そう遠くはないに違いない。
▼2004年、私の村も財政難を大きな理由に,函館市と「しかたがない合併」をした。【住民自治】これが民主主義の基本だと思うが、高齢化と人口減と財政難は、民主主義崩壊の始まりだというのは間違いない。
▼台湾を中国が併合する動きが強くなった。北方領土、さらに北海道も安全ではなくなった。イザナキとイザナミの神様にお願いし、日本列島をもう少し増やしてもらいたい。
▼もはや神頼みしかないと、夜の読書に「古事記」を読んでいる三頭下だ。