函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

平成25年の新年にあたり

2013年01月03日 12時29分42秒 | えいこう語る
雪景色の美しい新年です。
雪かきで今年の体力をいくらか消耗するが、今年もブログを書き続ける体力を維持していきたいと思います。
新しい年なのに、政治は古い時代にタイムスリップしたような、感じがする今年ですが、暮れのテレビで、大橋巨泉・前田武彦・小沢昭一の対談を観ました。
小沢さんが「みんなが“よし”とするものは、眉につばをつける」といってました。
戦争時、国民の意識が大きな流れに飲み込まれたことの、反省からだと思います。
この頃、東日本大震災も、世間の話題から遠のいているように思います。
「喉元過ぎて熱さ忘れ」。悲しいことは忘れなければ生きていけない、そんな感じでしょうか。
福島の原発事故も、チェリノブイリのように、遠くの土地での話なのでしょうね。
政権交代後の3年間、期待はずれもいい加減にしてくれと、堪忍袋の緒を切ったのはいいが、他に適当な男がいなかったせいもあるが、いくらなんでも古巣に戻るという了見は、ちょいと節操がなさ過ぎはしないかとも思う。
古巣の主たちは、やはり俺たちが魅力的なんだと過信する。
この過信に、私たちは眉につばをつけることを、忘れてはならないのです。
※除雪はいいが、家の周りのどっさり雪を置いていく。高齢化社会、この解決方法を探さなければならないと思う。


憲法改正は時代の要求なのだろうか。
その判定基準は、東日本大震災にあるのではないでしょうか。
安心で安全なクリーンエネルギーと、嘘を突き通してきた自民党と電力会社。
こんな政党に、改憲をいう資格があるのだろうか。
さらにこの政党は国民の支持を受けたことをいいことに、原発推進に向かいそうだ。
マスコミが福島原発の事故状況を報道しようとしないというのは、どういうことなのか。東日本大震災は自然災害であって、原発事故を風化させようとする魂胆なのか。
情報公開がまるで出鱈目な日本で、改憲などというのはまだ百年早い気がする。
我が国の民主主義の成熟度は、一体何パーセントなのか、世論調査をおこなってほしいものだ、などと怒りだけが先行しては新年早々からまずい。
おめでたい正月、何か笑えるものはないかと思っていたら、相撲界の新弟子検査がテレビで放映されていた。
小太りだが面構えのしっかりした若者だ。
一見して、身長はおぼつかない。
だが髪はなんとベッカムのように、三角にポマードで塗り固めている。
身長計測機に乗った、その青年の下半身をカメラが捕らえた。
なんと「爪立ち」をしているではないか。
そこに居並ぶ親方たちも笑っている。
「合格」という声がかかった。
気合充分の新弟子。いつの日か土俵を走り回り、大きな相手に一泡吹かせるに違いない。
許される不正と許されぬ不正。そんなことの見極めができるような、フレーキシブルな心を持ちたいと思う、高齢者と呼ばれる仲間に入る新年でもある。