▼本好きのお客様から勧められ、今年4月発行の堤未果著「国民の違和感は9割正しい」PHP新書を購入した。
▼堤さんの本は数冊読んでいる。政治の裏側を解説したものだが、その真実に恐ろしさを感じる内容が多い。
▼新書が出たことは知っていたが、購入するのは控えていた。国民が知らなすぎる真実に、読後疲労感を覚えるからだ。
▼「この本すごいから読んでみて」という声に押され、購入してみた。やはり国民が知らない、もちろんメディアも追求しない、真実が明らかにされる。
▼その一つに『いつの間にか日本がウクライナの連帯保証人になっていた!!』だ。2023年4月7日、参議院本会議でウクライナ支援に関する法律が可決された。
▼「ウクライナが国際復興開発銀行から、借りた復興資金を返せなかった時、日本が‟拠出国債”という特殊な国債を発行し、連帯保証人国の一つとして、利子を含めて肩代わりする」という法律だ。
▼ウクライナが財政破綻しても、日本が6850億円ほど肩代わりしてくれる上に、復興プロジェクトに参加したい日本の企業には、政府が資金を出してくれ、リスクは日本国民の税金で保障されるというものだ。
▼2024年2月19日、東京で開催された「日・ウクライナ経済復興推進会議」に参加した日本企業は80社、ウクライナからは50社程度が参加した。
▼日本が表明した支援額は、エネルギー、住宅、地雷撤去など、今後10年で拡大する見込み予算は『58兆円』だという。
▼戦後の復興公共事業だが、なんだか我が国は、屍を処理する『ハイエナ』のような国に思えてくる。世の中というのは、こういうものなのだろうか。
▼戦争状態を考えてみる。ウクライナは陸続きなので、支援国から食料が届くが、我が国は島国だ。太平洋上のシーレーンを包囲されたら、お手上げではないか。
▼中国やロシア艦隊に、そのシーレーンを塞がれれば、餓死するのではないかと心配になる。それを防ぐために我が国は「三海峡封鎖」という作戦がある。
▼対馬海峡、津軽海峡、宗谷海峡を封鎖し、敵艦隊の太平洋への進出を阻むというものだ。
そこで函館市民の私としては、津軽海峡封鎖の時、米艦隊が函館港に入港してくるのではないかと疑う。
▼米軍は一朝有事の時は、函館港を利用することになっているからだ。と考えていたら、米掃海艦「ウオーリア」(1312トン)が17日、ペリー提督来航170年記念事業に参加するため、入港するという。
▼許可申請があったのは14日だ。函館市が外務省に、核兵器搭載の有無を確認したが「搭載能力がない」との回答があったという。
▼米艦隊の入港が4日前の通告とは、あまりにも函館市を無視していやしないか。それも当初、揚陸指揮艦「ブルーリッジ」で計画していたが、突然の変更だ。
▼今度はどんどん寄港するぞという、意思表示のように思える。近いうちに、米空母の入港があるかもしれない。米軍は函館港の軍港化を、目指しているのかもしれない。
▼堤さんの「国民の違和感は9割正しい」という言葉を借りれば、私の想像も、当たるかもしれないと思ってしまう。
▼やはり堤さんの本は「ちょっぴり恐ろしさ」を感じる。と言いながらも、読みだすとやめられない魅力にあふれている。
今回も堤未果さんという人を始めて知りました。えいこうさんのブログは私のような者が読むだけではもったいなさすぎます。
いつもありがとうございます。(なにか、ちょっとしおらしいでしょう?年の所為です。)