函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

解釈病

2013年01月23日 13時50分51秒 | えいこう語る
医師、なだいなだ氏が日本誤訳にした病状に「解釈病」なるものがあるそうだ。
こんなことが起きた。それはこんな理由なので、こんな結果になった。
今度もそれと同じような状況になってきたので、結果は前と同じになるのではないか、というようなことだ。
昨年末の衆議院解散選挙、政権交代からの民主党への期待がことごとく裏切られたことを、マスコミが総叩きをする。
国民も最もだとそれにうなずく。テレビ討論会に出れば出るほど、民主党は「嘘つき党」のレッテルを貼られる。こうなれば、自民圧勝のシナリオが色濃くなり、結果はあっけなく証明された。
ところがどうやらこの結末は、喜べない結果となったようだ。
「九条改正と国防軍」これが今回の自民党政権の最大の目標のようだ。
そうであることは、マスコミも国民も選挙前から知っていたはずだが、勝ち負けの予想だけを弄んだ結果、手痛いミスを犯してしまったのだ。
※大間原発建設に当たる方角だ。MOX燃料が爆発すると、こんな光なのだろうか。


天下分け目の戦いは、7月の参議院選挙だ。
自民党は野党に下りそれなりの学習はしてきたようだ。この次は衆議員選挙と違い、圧勝は望めないと気を引き締める。
参議院選挙までは金をばら撒いておけば、国民はこちらになびくというのが、太っ腹の自民党だ。この古い手法は、学習の甲斐はないが。
このきな臭い流れを阻止するのは、マスコミしかない。
参議院選挙でさらに自民党を圧勝させたら「戦いができる国」になることを、国民に訴えことである。
マスコミの最大の使命は、国家が仕掛ける戦争を未然に防ぐことだ。
でも、マスコミはその使命を果たすことはできるだろうか。
衆議員選挙ではそれを阻止できなかったし、かえって煽ってしまったのだ。
来る参議院選挙は「憲法第九条」を維持するか放棄するかの、選挙だということを、はっきり国民に理解できるよう報道してもらいたい。
そんな折、首相の靖国参拝への世論調査が、賛成が「56,7%」反対が「26%」と出た。
神社仏閣に参拝するのは、誰も反対はしない。数字が高いからといって、靖国に参拝してもいいという解釈にはならない。
アベちゃんの靖国参拝の結果が、どうなって行くかの解釈を国民にはっきり知らせることが、マスコミの使命なはずだ。
私の、このような不安が「解釈病」だとなだ氏は言うが、この病気は、私の不治の病のようだから、生涯仲良く付き合っていくしかないと思っている。