Woman 第１話 ＊感想＊

＊　「命をかけて我が子を育てるシングルマザーの感動ドラマ」　＊

小春（満島ひかり）と信（小栗旬）が出会った当時の冒頭のエピソードから　
脚本家・坂元裕二さんの世界といった感じ。

あんなトコロで　突然朗らかに歌いだす女は　いないだろっ・・　いたら引くよ・・　チョッと怖いよ・・
などと　大いに突っ込みたくなるトコロもあるものの　
ああいう突飛なコトをやってしまう雰囲気が小春にはあるように思うし
何より　あのシーンでの二人の会話が可愛らしくって好き。

だけど　あのほのぼのとしたシーンは　そう長くは見せてもらえないのね・・・・。
その後に続く４歳の望海と小春のやりとりも　もちろん　とってもほのぼのとしているし
望海の舌ったらずなおしゃべりは　とっても可愛らしいのよ。

（何言ってんだか分からないトコロが　たまらない・・。
何言ってんだか分かんないトコロもあるのだけれど　
とっても愛らしいコトを言っているコトだけは分かって　たまらない・・。
お祭りのシーンが良かったなぁ・・。おいなりさんを食べる小春と望海の会話・・魅力的だったなぁ・・。）

だけど畳み込まれるように描かれる小春と望海と陸の生活と　
明るく笑顔でいようと努める小春の姿に胸が苦しくなってしまうのよ・・・。
月日が経つにつれ　生活に疲れ果てていく小春の姿に辛くなってしまうのよ・・・。
「いいんだよ、子供は泣くのが当たり前なんだから。」　という　年配の男性の言葉に泣けてしまったなぁ。

（公共の場で平然と子供を野放しにしている母親が存在するコトは　とりあえず脇に置いておいて）
周囲の人の少しの理解・・　少しの温かい言葉・・　
そんなものが　子育てに奮闘中の母親にとって　どれだけ心強いことか・・　どれだけ勇気付けられることか・・。

でも　小春が言うように　それだけでは駄目なのよね・・・。
今はお金で買える幸せがとりあえず欲しい・・　切実な想い・・よね。

シングルマザーとして奮闘する小春の姿だけでなく　母親との確執や葛藤も描かれていきそうなこのドラマ・・
観るのが辛くなるような　気が重くなってしまうようなストーリーではあるけれど
小春の人生を見守っていきたいと思いたくなる初回だった。　

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